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収穫の秋。農家のみなさんに感謝を込めて~「ヤンマーコンバイン6115」制作記の壱

 noteの世界のみなさん、ごぶさたしています。きんぐじょーです。
 唐突ですが「収穫の秋」ですね。私の暮らす北海道も短い夏が終わりを告げ、北の大地の田畑でも農産物の収穫風景が広がる時期です。さて、そんな時期に何を作ろうか―ということで、今回は収穫機械「コンバイン」を手がけることにしました。いつものように作業の進み具合次第ですが、制作記を綴っていこうと思います。よろしければ、お付き合いを。

なかなか強めのメカニック感

 今回の「コンバイン」ですが、以前にご紹介した「日立建機ホイールローダ」と同じハセガワ社製35分の1のキットです。単体記事では紹介していませんが、「ヤンマーのトラクター」「日立建機のアスタコ」と同一スケール。「働く車」ですからメカニック感満載ですが、このコンバインの「左右非対称」さは他にはない強めのメカメカ感です。
 冒頭に書いたように「収穫の秋」に作るにはふさわしいキットである―というのが積みプラ群から選んだ理由。ちなみにこのキット、今年5月に例によってAmazonで購入したものです。

これまで同様に細かいパーツ群

 まずは、箱を開けます。もう放映が終わってしまいましたがドラマ「量産型リコ」風に「ご開帳~」です。

他に比べると割とパーツ数は少ない…かな

 さて、パーツ群。これまでの「働く車」に比べると比較的数は少ないものの、どうしてどうして、細かいものが多く、注意深く処理しないと簡単に折れてしまいそうなものもあります。これまでの「働く車」同様に注意深く作っていく必要がありそうです。

例えばこんなレバー的なパーツ。細っそ~(写真は塗装後)

半つや消し黒と赤だけエアブラシで

 今回のパーツについては、ランナーにくっついた状態で、あらかたエアブラシで塗装をしてしまうことにしました。とは言っても、赤いパーツへの「マルーン」(小豆色のことらしい)と黒パーツへの「セミグロスブラック」だけエアブラシ使用です。
 私は主にアクリル塗料を使っていますが、このセミグロスブラック、アクリルだとタミヤさんのものしかないらしいですね。Mr.カラーのラッカー系にはあるのに。つや消し剤を混ぜるのが面倒なので、この色はタミヤさんを利用させていただいています。

セミグロスブラックをエアブラシ塗装したあとのパーツ

 ボディの赤はMr.カラーのアクリル「小豆色」を使いましたが、塗り終わってみて、パーツの成形色とほぼ変わらないことに気づきました。成形色の再現度合いが優れているということなのでしょう。

パーツの裏側には塗装していないのですが、ほぼ変わらない色に

見えない部分にも「こだわり」が

 組み立てに入ります。まずは、コンバインの「刈取部」(というらしいです)から。稲などをバリカンみたいに刈っていく部分ですが、こうしてプラモデルを作ってみると、何となくその構造が分かるのも面白いところです。

左の櫛部分が右の刈り取り部の裏側にくっつきます

 その刈り取り部、裏側に歯車状の刈り取り部分がモールドされています。駆動させるチェーン部分をガンメタでちまちまと筆塗りして、歯車状の部分にデカールを貼ります。

駆動部?のチェーンを筆塗りして…
シート中央の白い歯車状のデカールを…
なんとか貼り付けて、こんな感じに

 ただ、これまでの「働く車」もそうですが、上の写真のチェーンやら歯車状の装置やらは車体の裏側になるので、完成後に飾ってみても見えない部分なんです。見えない部分ではありますが、ハセガワさんキットの「実物の再現」へのこだわりかもしれませんね。なので、ちゃんと作らないと、です。

白いところが刈り取った稲を持ち上げる部分にあたるのかな?
刈り取り部を表側から見たところです

 刈り取り部分の表側のパーツ、刈り取った稲をボディに送り込む部分だのなんだのを組み上げた後、左右パーツによるボディを作り、キャタピラー部分を接着して、車体の骨格は概ね完成します。

ボディと合体したところ
例の歯車状の部品はこうやって裏返さないと見えません。しかもチラッと

 ボディ部分が見えてきたところで、次は、例によって細かなデカール貼りを迫られる運転席部分に取りかかります。記事中に出てきたデカールシートを見るとおわかりでしょうが、メーターパネルとか、シフトレバー回りの細かいデカールが、これまでの「働く車」と同様に、いろいろ用意されています。ただし、このあたりは、記事が長くなってしまいそうなので次回後編に譲ろうと思います。

 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。(つづく)




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