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『雲の糸』稽古場日誌

こんにちは こんばんは おはようございます

王様企画代表 菊地仁美です。
今回から王様企画のブログ的なものは、noteで展開していくことにしました。ヨロです。

さて、掲題の「雲の糸」ですが、これが12月に行う次回公演のタイトルです。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という作品がありますが、そのオマージュ的なタイトルです。
作品の方向性はどうなのでしょうか。それも後々明かされるといいですね。

そんで、しばらくはこの公演に向けての進捗などを書き記す日誌が出ます。
役者の悩みとか、技術スタッフの悩みとか、面白いアイディアとか、色々出てくると思います。
この日誌を読みながら、公演を楽しみにしてくれると幸いです。

ところで、もう公演タイトルって出してよかったのかな?
わかんないけど、初出しなのは確実です。あとで怒られるかもしれませんが、まあこのままでいいいきましょう。
公演日誌の最初の記事で、公演タイトル不詳なのもいかがなものかと思いますし。



今日の稽古は、フライヤーの撮影と、最初の立ち稽古でした。
フライヤーについては、後日誰かしら語ると思うので置いておきますが、
いつも思います。
最初の立ち稽古って、演出すんのむずいな〜って。

これ、私の技量が低いんでしょうけど、
最初はあんまり演出するところがなくて、
どうしても交通整理に終始してしまいがちなんです。


いつもの私の公演制作の流れは下記の感じ

①おおよその交通整理を頭からお尻まで
②こだわりの箇所を発注(ここだけは動かさないという大事な箇所)
③役者に芝居を考えてきてもらう(複数パターンとか)
④シーンごとの感情量調整
⑤作品全体での平均化
⑥細部調整
⑦固定化

大体こうなるので、③まではあまり深く突っ込まず、各役者との会話も薄くなりがちなんです。私自身の中でも方向性が固まっていなかったりするので、話しても「こう」という返答ができなかったり。
絵を固めないで、役者の発想を活かした芝居で作り上げる、といえば聞こえはいいですが、
実のところはどうなのでしょう。

日々精進だな、と思いながら、公演に向けての準備をします。


演劇制作って、木像制作に似ているというか。
丸太から荒く削っていき、だんだんと精度を高めていく。
その中で、木の節目や年輪を生かしていくように、
役者の持ち味を作品に反映させていく。


そんな心持ちで、作っていきます。

よき作品をお見せできるように、
まあ頑張っていきます。肩の力を抜いてね。

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