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KINEMAS、フジロックで飯を出す。第1回(全10回)

今年の夏、KINEMASは「FUJI ROCK FESTIVAL 2019」で、フード出店で参加させていただきました。参加にあたり、色んなブログや記事を参考にしてきましたので、僕も先人達への恩返し的な意味をこめて、ここに僕らのフード出店について記録したいと思います。非常に長くなりますが(笑)、是非最後までお付き合いください。


プロローグ~フジロックに行ってみる。

僕が初めてフジロックに参加したのは2018年。KINEMASの音楽活動を進めていく中、前々から憧れであったフジロックになんとか出演できないか?と考え、色んな方々に相談したところ、なんと「オアシスエリアにあるラジオブースで、30分程度のアコースティック・ミニライブ」をする機会をいただきました。この時点でオアシスエリアというものがどういうものであるか?については当然理解できていなかったものの、とにかくゲリラではなく事前にお時間をいただけることに心から感謝しつつ、それを手配してくださった方々が、前夜祭から最終日の翌日までキャンプ活動(フジロック&キャンプ参加歴10年以上のチーム)をされるとのことでしたので、キャンプ道具一式を後輩から借りてキャンプから参加させてもらいました。

フジロックは、7月最終週の金・土・日がメインの公演、その前日の木曜日の夜は前夜祭を行います。この前夜祭がなんと入場無料で、地元の人達も参加したりのお祭りになっています。前夜祭は、沢山あるフジロックの会場内の、オアシスエリアのみ解放。そのオアシスエリアの傍には「RED MARQUEE」(レッドマーキー)という名前のステージがあって、ここで数組のライブ(出演者は当日までシークレット)も行われます。前夜祭の途中に花火が打ちあがるんですがそれがとても感動的で、これから続くキャンプ生活がとても楽しみになったのを覚えています。

キャンプエリアにテントをはって前夜祭から参加するとなると、前夜祭当日・キャンプサイトがオープンするお昼12時頃には、苗場に到着していないと行けません。キャンプサイトもこれまた広大で、早く到着した人から順にテントを張る場所を決めることができるようになっています。テントの場所がフジロックの会場に近いかどうかでこのキャンプ中の利便性がかなり変わってきます。なので、前夜祭前日(水曜)の夜中には名古屋を出発し、明け方(木曜)苗場付近に到着。僕らのチームは一旦そこで休憩。近くの銭湯に入り、ご飯を食べてから会場入りしました。オープン前に会場に到着すると、そこには既に長蛇の列が。「これでもまだ少ないよ。明日からもっと人が来るからね。」と言われ、フジロックって本当すごいな。と到着早々思いました。

キャンプチームが事前に「場内1」という駐車場のチケットを購入してくれていました。これは、フジロックに会場入りする上で、一番近い場所の駐車場のチケットになります。が、大まかに「場内1」という区画が設定されているだけで自分用のスペースを個別に用意してくれているわけではありません。なので「場内1」のチケットを入手しても、現場の空き状況によっては多少不便な場所に車を停める必要もあります(もちろん入手している以上、場内1のエリアに車を停められない・・・ということはありません。広いので)。結果、「キャンプ場内におけるテントの位置」「『場内1』に車を停車できている」というこの2つが、最終日までかなり利いていました。フジロックにキャンプ参加するなら、必ず押さえておかないといけないポイントだと思いました。初のフジロックに初キャンプ参加でしたが、普通に参加するよりもかなり楽させていただいたと思います。

そんなこんなで前夜祭の前日夜・水曜から、木曜の前夜祭・本祭金・土・日の3日間、そして撤収&名古屋に戻る移動日の月曜までの、約5日間。初のフジロックをフルで楽しみました。途中、後に「フジロック史上最悪」と言われる台風が来て(2019年の雨が、更にそれを上回ることになるのですが・・・)、テントが壊れたりカートが盗まれたりと散々な時間もありましたが、全体的にとても感動的な時間でした。チームの皆さんもとても良くしてくださって、その後名古屋に戻って打ち上げをしたり等、今でも交流があります。

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2018年のフジロック、とても沢山貴重な経験をさせていただきました。また参加したいと思いました。2018年は演奏での出演等々かなり甘えさせていただいたので、「次回は他人に甘えてばかりではなく、何か自分の力で成すことで参加しなくては」と思い、2019年のフード出店に至ります。

(続く)


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