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新美智士のスキル<Profile>

刀剣

ブロードソード
幅が広くまっすぐな剣をブロードソードといいます。
主に中世の騎士の時代に使われており、ジャンヌ・ダルクなどの甲冑を着て戦う人が登場する作品に出てきます。

レイピア
美しいフォルムが人気の細身の剣で、三銃士やマスク・オブ・ゾロが使っている剣がレイピアです。レイピアは主に町中での決闘で用いられ、戦場で登場するのは稀です。シェイクスピアの戯曲に多く登場し、『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』がその代表です。

ダガー
短剣をダガーといいます。ダガーは全時代を通して使われており、ブロードソードやレイピアと合わせて使われます。時代やシチュエーションによって使い方が全く異なるので、演出には注意しなければなりません。また、日本ではナイフと混同されることが多い剣です。

スモールソード
スポーツのフェンシングと同じサイズの剣がスモールソードです。レイピアよりも後の時代に使われた剣で、レイピアと同じように決闘に用いられました。日本ではほとんど知られていない剣ですが、マリー・アントワネットの時代に登場した剣というとイメージしやすいかと思います。

槍・棒

クウォータースタッフ
長さおよそ180cm程度の棒をクウォータースタッフといいます。こういった長い棒は世界的に武器として用いられていますが、日本の六尺棒や中国の棍とは異なったヨーロッパ特有の使い方もあり、とても面白い武器となっています。

格闘

アナームド
Unarmedと書いてアナームドと発音します。素手での戦いのことをアナームドといいますが、日本でいう武術や武道の戦い方ではなく、いわゆるケンカの戦い方をこういいます。ちなみに、武術はマーシャルアーツといいます。

ナイフ
アメリカでナイフは格闘のカテゴリに分類されます。現代では格闘技の中にナイフの取り扱いが組み込まれているものも多く、非常に多くの流派が存在しますが、私が指導する流派はヨーロッパ系のものとなっています。

防具

シールド
ヨーロッパでは盾を使用したシーンが多く見られますが、大きな盾をシールドといいます。日本刀の殺陣には盾を使わないので、正しく取り扱われていないことがほとんどです。盾は防具ですが正しく使わないとケガにつながりますので、盾こそ専門家の指導が必要です。

バックラー
ヨーロッパでは盾を使用したシーンが多く見られますが、小さな盾をバックラーといいます。こちらもシールドと同様に正しく取り扱わないとケガにつながるため、専門家の指導を受けてから使うようにしてください。

クローク
”マント”を英語でクロークといいます。一般的には防寒具として知られていますが、実はヨーロッパには戦闘用のマントなどもあり、レイピアと合わせて使用されます。日本では全く知られていないので演出効果が大いに期待できます。


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