こんにゃく粉とタピオカデンプン

賦形剤として入っていないと性状が不安定になるために入れてあるもの。増粘多糖類、増粘剤、増粘安定剤、デキストリン。
そういうものの役割を果たしている。
そういうものの役割を果たしてきていたつもりでいた。
そういうものから機能性表示食品にまで昇格したつもりでいた。難消化性デキストリン。
血糖値、中性脂肪、そういう血液生化学検査値の急な上昇を抑制する。みんな知ってるよね。めちゃくちゃ色々な物に放り込んであるのに、機能性表示食品とまで謳っている、まさに食品添加物の青春を謳歌している。バブリーダンス。
こんにゃく粉もそうだ。
こんにゃく粉。
タピオカ単体ではタピオカのゲルのプチプチ食感というのはほとんど全く出せないし、デンプンゲルの物性値も安定しないし、何より冷凍耐性が無いから保存性が悪すぎて、冷凍して解凍という加工用途に向かない。そういう諸々の条件をクリアして、更にコストパフォーマンスもお安く、色合いも風味も元来の品質に影響しないというもの。
糖蜜の保水性を補うのは寒天だ。
そういうもののことを考えながらタピオカ黒糖ラテを喜んで、妻と交互に飲んだ。

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