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スキー用語をシンプルに考える

今回はスキー指導員がよく使う言葉、荷重・回旋・角付けの3つについて、私の解釈を述べます。そもそも私は約20年前にSAJバッジテスト1級を受かった時でさえ、その言葉を意識したり、意味を考えたこともありませんでした。というか、よくわかりませんでした。こういう用語がスキーを小難しくしてしまうと思っているので、今回なるべくシンプルにまとめてみようと思います。

まずは角付け。スキー板には両サイドにサイドカーブの形状があり、金属のエッジがついています。そのスキーのエッジが傾いて雪面に対して角度がつ付くこと。体が内側に傾くと、スキーも傾くので自然に角は立つ。つまり、意識しなくても勝手に角は立つ。その理解でいいと思います。

荷重。ターン中、スキーを横方向に押して力を加えること。スキー板の両サイドは、中心にかけて細くなるカーブの形状をしています。なので、スキー板に対して横方向に押すことで、サイドカーブの性能を活かせます。スキーに対して真上から体重を乗せても、サイドカーブは仕事をしてくれません。

頭を整理すると、すべっていれば勝手に角は立つので、その角付けをより強めて、雪面グリップ力を高めることが荷重となります。

回旋。両足首をターン方向にひねること。これによってスキー板のサイドカーブが雪面にグリップする補助になります。このちょっとした動作をするかしないかで、結構すべりは違ってきます。

以上、スキー指導員の人の中にはもっと細かい理屈を言ったり、そんな単純なことではないと目くじら立てて怒る人もいるかもしれませんが、一般レジャースキーヤーなら、この程度の理解で必要十分だと思います。



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