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空間論読書会

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『近代体操』創刊号のテーマであった、「空間/場所」に関する読書会の記録です
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記事一覧

「空間/場所」をめぐって——読書会のお知らせ【近代体操】

前置き私ども批評のための運動体「近代体操」では、現在、「空間/場所」というテーマをめぐっ…

【第1回】 空間/場所読書会報告記事

「近代体操」では「空間/場所」をテーマに読書会を行なっています。成果として雑誌を制作する…

【第2回】 空間/場所読書会 報告記事

「近代体操」では「空間/場所」をテーマに読書会を行なっています。成果として雑誌を制作する…

【第3回】空間/場所読書会 報告記事

 「近代体操」では「空間/場所」をテーマに読書会を行なっています。成果として雑誌を制作す…

松田樹「場所と/の歴史性」——エッセイ「私と空間/場所」①

 2021年7月から、『近代体操』では「空間/場所」をテーマに読書会を行なってきました。われ…

【第4回】空間/場所読書会 報告記事

課題書のご紹介9月18日(土)に行われた第4回の読書会は、第3回で取り扱った毛利嘉孝によって…

安永光希「空間を愛す」——エッセイ「私と空間/場所」②

 ⽬を「ガラス」にする、と舞踏の世界ではよく⾔われるらしい。私がこの表現を知ったのは、とある整体の施術を受けたあとだった。その整体は、舞踏と瞑想と古武術(武医道)を合わせた⼤変ユニークなもので、施術後の私は明らかに視界が広くなっているのを感じた。正確に表現するのであれば、⽬に⼊ってくるものがそのまま全て⾒えるようになった、とでも⾔うべきか。私たちは⽇常において、視界の⼤部分を占める周辺視野に気を払わず⽣きている。現代では電⼦スクリーンという便利な技術により、情報は視界の中⼼へ

草乃羊「ゼロ・グラヴィティ」——エッセイ「私と空間/場所」③

* ゼロ・グラヴィティ  地球には重力があるから、私たちは地に足をつけ、仰げば翼を持たな…

左藤青「タンデムの方法論」——エッセイ「私と空間/場所」④

記号と実在当たり前のことだが、看板は単なる木や鉄でできた板ではない。車や電車は鉄のかたま…

古木獠「法のトポスを旅する」——エッセイ「私と空間/場所」⑤

 暗いひとりの部屋  学部3年のころ、今から5年も前の2016年。後期に入って最初の憲法のゼミ…

【第5回】空間/場所読書会 報告記事

課題書の紹介10月23日(土)の読書会では、「空間/場所」のテーマをテクノロジーの問題系へと…

【第6回】空間/場所読書会 報告記事

 「近代体操」では「空間/場所」をテーマに読書会を行なっています。成果として雑誌を制作す…

【第7回】空間/場所読書会 報告記事

「近代体操」では「空間/場所」をテーマに読書会を行なっています。成果として雑誌を制作する…

『近代体操』創刊号 内容紹介まとめ&告知

私たち批評のための運動体「近代体操」は、一冊の雑誌をつくるにあたって大ざっぱなテーマを決め、そのテーマに関する定期読書会や不定期のイベントを一年間行ってから特集テーマを明確化し、雑誌制作に取りかかる、という手順をとっています。 この取り組み全体を「セッション」と呼び、「セッション」を通じて、書き手の間で問題の所在についてのコンセンサスが得られ、そのうえで各自の問題意識からのアプローチが可能となります。また、この方針によって、雑誌制作のみならず、その過程や事後的なイベントも含め