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Voodoo、ランアクションゲームのコンテストを開催

2020年の上半期「Voodooからおもしろいランアクションいっぱい出たな〜」と思っていた人も多いかもしれません。例えば「Cube Surfer!」や「Stack Colors!」。これらのタイトルが誕生するきっかけになったのは、Voodooコミュニティで実施しているコンテストだったというのはご存知でしょうか?

そのランナーコンテストが再びやってきました。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

コンテスト概要

■ガイドライン
・iOSでプロトタイプを提出
・新規タイトル:過去にVoodooと一緒にテストをしていないもの
・ランゲーム:いわゆるランアクションに該当するといえるもの
・物理ゲーム:コアゲームメカニクスは物理ベースで
・プレイ体験:満足感を与える or ちくしょ〜、次こそ!と思えるもの
■スケジュール
・2020/9/3:正式開始、Voodoo管理画面での提出受付開始
・2020/10/12:提出受付終了
・2020/10/29:授賞式
■賞品
Winners:
 ・賞金 100,000ドル
 ・パブリッシング契約で定義される支払いは別途あり
Secondary Prizes:
 ・CPIが20セント以下かつD1継続率が35%以上のタイトルには20,000ドル

前回実施されたランナーコンテストでは、冒頭でも触れた「Cube Surfer!」と「Stack Colors!」が優勝。このコンテストの参加から、両タイトルのようなグローバルヒットに繋がっていくと考えるとワクワクしますね!

普段の開発でも参考にしたいガイドライン

コンテストのガイドラインのうち、以下の2つはさらに踏み込んで詳細説明がされています。
・Physics based:コアゲームメカニクスは物理ベースで
・Satisfying or Frustrating:満足感を得られる or ちくしょ〜、次こそ!と思えるもの

コンテストの条件だから、ということではなく、ヒットするタイトルになるためにこういう点を盛り込んでほしい、というVoodooからのアドバイスといえます。コンテスト向けではない普段の開発タイトルにおいても参考にしうるものです。

Physics based についての補足としては、3つのポイントをあげています。

1. Intuitive: 直観的にわかる
2. Replayability: 繰り返しプレイできるか
3. Visual Reward: 見た目での楽しさ、見てるだけでもおもしろい

1. Intuitive: 直観的にわかる

1つ目の”直観的にわかる”、というのは”開始時に説明が不要”という表現でも言われています。これは物理ゲームに限らず盛り込むべき要素ではありますが、こと物理ゲームだとそれが現実世界の物理に基づいた動きなので、速度・重力・張力など説明しなくても伝わることが多く、説明不要なゲームを作りたい時の物理ゲームのアドバンテージといえます。

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2. Replayability: 繰り返しプレイできるか

2つ目の”繰り返しプレイできるか”という点については、一例として「Draw Climber」を例に説明しています。このゲームは車輪に相当するパーツをプレイヤー自身が描き、それに連動した動きをするため、同じステージであってもプレイヤーが何を描くかで体験が変わります。同じステージでも繰り返し遊べる、別の車輪を描いたらどう動くんだろうと繰り返し楽しめる良い例ということで挙げられています。

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3. Visual Reward: 見た目での楽しさ、見てるだけでもおもしろい

3つ目は、見た目での楽しさです。これは「Push’em all」のプレイ画面を例に説明しています。動的な要素が多いものは見た目的にも楽しくなりやすいというのと、プレイしていて楽しいのはもちろん、”見てるだけでもおもしろいかどうか”という基準です。
より多くの人に、おもしろそう、遊んでみたいと思ってもらうためにも大事な要素です。

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以上3点が、条件その1 Physics basedについての補足です。


条件その2、Satisfying or Frustratingは「気楽にプレイしながらもひたすら満足感を得られるもの」か、または「繰り返しプレイし上達する必要があるものの、チクショ〜、次こそ!と思えるようなもの」、そのどちらを志向するのか明確に、という感じです。

Satisfying or Frustratingは、3つの要素に分解して説明されています。
1. Proven marketability:広く受け入れられそうかどうか
2. YouTubable:動画映えしそうかどうか
3. Strong call to action:やってみたい!と感じさせるものか

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どちらの作りにせよ、楽しそう!やってみたい!or チャレンジしてみたい!これ進めていったらどう展開していくんだろう?と思わせる見た目になるかどうかです。

参照情報

では、改めてスケジュールと参照情報です。

・2020/9/3:正式開始、Voodoo管理画面での提出受付開始
・2020/10/12:提出受付終了、ファイナル選考へのテスト
・2020/10/29:授賞式

・コンテスト概要ページ、参加登録ページ
https://www.voodoo.io/event
https://www.voodoo.io/RunnerSignUp

・Voodoo Japanからイベント概要の日本語資料も頂いております。あわせてご覧ください。
Voodoo Runner Competition (JP).pdf

・イベント案内の動画です。最後にQ&Aもあります。今回のコンテストの定義としての"ランアクション"に含まれるかどうか等で迷う際はQ&Aが参考になる部分もあるかもしれません。

ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
「Cube Surfer!」や「Stack Colors!」に続くランアクションのヒットタイトルが日本から誕生してほしいですね!

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