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国立小受験にあたり培っておいて良かった力(3)~自分のことは自分で

国立小受験にあたり培っておいて良かった力シリーズの3本目は、「自分のことは自分でやる力」について書いていきます。

身の回りのことは自分でやる訓練を

小学校受験にかかわらず、「自立を目指す」というのは子育てにおいて重要な幹となる部分だと思います。

生後6カ月から保育園に入ったこともあってか、娘は早い時期から着替え・食事・おもちゃの片づけなど身の回りのことがどんどん一人でできるようになりました。そして親も一人でできることを増やしていくよう、意識していました。

年中ごろからは親が促さなくとも、帰宅後に、洗濯が終わった自分の服を綺麗にたたみ、タンスにしまい、翌日の登園準備をしたりしています。

時々、洋服が花柄×花柄だったり、とても寒い日に半ズボンだったり、おかしなことになっている時がありますが、その時はそれとなくアドバイスをして、再度自分で考えさせるようにしています。だんだんファッションセンスも磨かれてきて、休日にはお気に入りのワンピースを選んできますし、「今日は上下、緑であわせてみた」などと言っていることもあります。

ちなみに私自身は、こんなふうに偉そうなことを色々書いていますが、小学生になっても母に服を選んでもらうような子供でした(笑)母は専業主婦で、割と時間にも余裕があったし、あれこれ先回りしてしまうタイプでしたね・・

そして私は超絶不器用で、運動神経は皆無、極度の人見知りで挨拶もなかなかできない。娘の進学先の小学校を受験しても絶対に合格しなかったでしょう(苦笑)そんな私も中受と大受においては第一志望に合格。それゆえ、小受はやはり向き不向きあるかもなーと思っています。

話が脱線しましたが、身辺自立はお手伝いの基礎にもなる大事なこと。そして色々なことを自分でやる習慣がつけば、自然と自分で考えて自分で決める力・主体性も養われていきます。

必要以上に手助けはせず、見守る

「自分のことは自分でできる」ようになるためには、親はあらゆる場面で見守り役にならなければなりません。でもこれって結構、難しいんです。なぜなら親がやってしまった方が早いですし、失敗も少ないからです。でもそこはグッとこらえて、まずは子供にやらせてみます。

公園で新たな遊具に挑戦する。

牛乳やお茶をコップに注いでみる。

電子レンジを使ってみる。

服についたリボンを結んでみる・・・

もちろん、失敗することだってあります。そんな時、「何やってるの!」と怒らず(できるかぎり笑)、挑戦したという事実を思いっきり褒めてみます。その上で、失敗したところからどう軌道修正すれば良いのか、どうすれば失敗しなかったか、一緒に考えるようにしています。

とはいえ、子供はまだ背も低いし、力も未熟。お菓子の袋が開けられない、高いところにあるものが取れない、など頑張ってもできないことに対しては、もちろん手助けをします。

また、保育園への登園前など時間に余裕がない時は、無意識のうちに必要以上の手助けをしてしまったこともあると思いますが、極力見守ることを徹底してきたつもりです。

試験当日にどう生きるか

自分のことは自分で。一見当たり前に思えるこの力が、試験にどう結びついていくのか。例えば、試験会場で外靴から上履きに履き替える時、一連の動作を自分だけでサッと出来る子は(印象論にはなってしまいますが)とてもスマートに見えます。

それから、試験で生活巧緻性(お片付け、エプロンや雑巾の取扱いなど)が出題されることもありますよね。そんな時も、自分のことは自分でやる力を養ってきた子は強いです。

夏期講習や直前講習でも生活巧緻性の課題にはよく取り組んでいたようですが、娘はいつもA評価をいただいていました。特別な対策をしなくても良い評価をいただけたのは、早いうちから生活の中で様々なことに挑戦するようにしていたからだと思っています。


次回は、初対面の大人とコミュニケーションがとれる力について書いていきます!

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

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