病まないために忙しくしてるって

「彼女できた」

元彼から来た、インスタのDM。
息が苦しくなって、ああ、次に進んでるんだなあ、って実感した

別れて数ヶ月、自分の幼稚さやわがままさにやっと気付き、変わりたい。変わらなきゃと思っていた矢先のことだった。
ふたりでご飯に行ってくれた2週間後のこと、だった。

悲しくてびっくりして寂しくて、自分が情けなかった。なんで早く気付けなかったんだろう、どうしてなくしてからじゃないと変わろうと本気で行動を起こせなかったんだろう、もっともっと付き合っているときに諦めずに向き合わなかったんだろう、と　ものすごく自分を責めた

遅すぎた

このままじゃひどく心が病んでしまって、心の元気がない負のスパイラルに入ってしまうと思った。

だから、毎日朝から晩までバイトを入れて、家に帰ったら疲れ果てて寝るだけの状態を作り出した。
月曜から木曜は大学に行って、授業後深夜12時までバイト。
金土日は、朝から夕方まで一つ目のバイトに行って、その後すぐ移動して23時過ぎまでバイト。

19連勤をして、無理に忙しくして、悲しみを無視しようと思った。そしていつの間にか時間が経っていて、この気持ちも癒えているだろう、そう信じていた。

確かにそうなのかもしれない。だけど、先日バイトの先輩にこの話を聞いてもらった時、
「病まないように、病まないように、って忙しくしてる、自分の気持ちを無視してどうにか保とうとしてるって客観的に見て気付いた時、余計に病まない？」
って言われて、確かにって思った。

そしてその次の日、Xで「傷つくべき時にきちんと傷つき、とことん落ち込むことは、浅い傷で済ませるための最善の策」というツイートが流れてきた。自分の気持ちを誤魔化して、元気でいようとすればするほど、傷は長く残るのだろう、かなり腑に落ちた。
少し体調が悪い時に誤魔化して無理していたら、体調がなかなか良くならず不調が長引いちゃう、みたいなことだよね。
風邪はひき始めに治すのが一番で、そうするためには傷ついた気持ちを無視しちゃいけないんだね。

多分、まだまだ落ち込むし、シャワー浴びながら涙も流すし、眠れない夜も過ごすとおもう。でも、みんなの前ではきっと笑顔でいるし、病まないように相変わらず忙しく過ごすとおもう。矛盾みたいだけど笑

だけど、落ち込んでいるだけが私じゃない。もう、付き合っている間のよくなかったところ、幼稚だと思っていたところととことん向き合う準備はできてる。

明日から、じゃなく、今日から。
とことん落ち込んだぶん、とことん落ち込むぶん、素敵な大人の女性になってみせる。

いつかまた私を選んでくれないかなあ、