【パラドックス】食欲は満たされない

大変な事実に気が付いてしまいました。
食欲が満たされることはないのです。
今からそれを証明したいと思います。

最初に物欲について考えましょう。
最新のiPhoneを例にして以下の3つに分類します。
「最新のiPhoneを持っている」
「最新のiPhoneを欲しいけど持っていない」
「最新のiPhoneを欲しくない」

上記3つの状態は、
「物欲が満たされている」
「物欲が満たされていない」
「物欲が存在しない」
と考えることができるでしょう。

次に睡眠欲について考えていましょう。
睡眠欲が満たされることはあるでしょうか。

まず状態を定義します。
睡眠欲がある状態を区別するために、
「眠い」「眠くない」という二つの状態を考えましょう。

「眠い」とき、
あなたは寝たいと感じているのに、寝れていない状態です。
つまり、睡眠欲が満たされていない状態です。

「眠くない」とき、
あなたは寝たいと感じていません。
つまり、睡眠欲が存在しない状態です。

つまり、睡眠欲は満たされていないときと存在しないときの2種類しかないのです。
つまり睡眠欲が満たされていることはないのです。
睡眠は日々不足してしまうのです。

……すみません。
意図的に嘘をつきました。
「眠い」「眠くない」の2通りの状態があると言いましたが、
どちらも起きている状態を指しています。
なので「睡眠中」と言う状態があれば、睡眠欲のパラドックスは解消できると考えます。

では食欲は満たされるか考えてみましょうか。

まず状態を定義します。
私たちは常に「空腹」「空腹ではない」のどちらかの状態を持っています。「空腹」とは、何かを食べたいと思う状態、
「空腹ではない」とは、何かを食べたいと思わない状態です。

ここで、2つ補足をします。
「睡眠中」という状態は「空腹」とも「空腹ではない」ともどちらにも該当しないと言えます。
ですが、睡眠と食欲には関係がないため、今回は考慮からは除外します。
次に「食事中」と言う状態についてです。
ですが、「食事中」であっても、私たちは「空腹」か「空腹ではない」かのどちらかに該当しますので、別の状態として挙げる必要はありません。

まず、「空腹」のとき、
食べたいと思うのに、食べていない状態です。
つまり、食欲が満たされていない状態です。

次に、「空腹ではない」とき、
食べたいと思っていない状態です。
つまり、食欲を抱いていない状態です。

以上のことから食欲が満たされていることがないのです。

いかがでしょうか。
それでは今日はここまで。
よい食欲を～。

……。
……。
……。
これに対する反論は私の中にもあるのですが、
その反論も膨らませて書きたいので、
別の記事に書きたいと思います。