見出し画像

クリームパンほど腫ればれするわたし

もう10年ほど前になるでしょうか。
謎の病気(?)に苦しめられた事があります。

ある朝、目覚めるとまぶたが腫れていました。
ものもらいかぁ。と憂鬱になりながら
仕事へ行きました。
当時の職場は年上のお姉さんばかりで
「ものもらい?疲れてるんちがう?」
「しんどかったら言いよ。」
と気遣ってもらい、わたしも痛くはなかったので
「大丈夫、すぐ治りますよ〜。」
とヘラヘラ。
特に気にせず1日を終えたのですが、
「お疲れ様でしたー。」
帰ろうとした時、お姉さんの中のひとりが
ギョッとした顔でわたしを掴みました。
「ちょっと!顔腫れてるで!」
「え?」
痛くもなんともなかった目の腫れは
1日で顔半分を腫らすところまでエスカレートしていました。

翌朝、顔が全部腫れていました。
そういえば最近少し疲れているなぁと1日お休みをいただいて身体を休めることにしました。
疲れのせいにしたかったのが本音でなにか病気と言われるのが怖くて寝て治そうと思ったのです。

翌朝、顔はスッキリしていましたが
耳の下から首あたりが腫れぼったい感じになっていました。まるでおたふくかぜのときのような
腫れ方でした。でも痛くもないのです。
それでも病院が怖くて
おたふくかぜみたいな顔で仕事にいきました。
お姉さんたち『?』の顔になりました。
言わずともわかります。
「違うとこ腫れてるよ。」
ですよね。
「でも、痛くないんです。大丈夫です。」
そう言って仕事をし、帰る頃には普通の顔に
戻っていました。

翌朝、両手の甲がクリームパンの如く膨れあがっていました。
そうです。
お察しの良い方はもうお気づきでしょう。
上から腫れが降りてきているのです。
ここまでいくとさすがにおかしいと
病院へいきました。
血液検査をしましたが、異常は認められず、
「痛くないの?」
「はい。」
「どこかで手を挟んだとか。」
「いいえ。」
両手挟むことってありますかい、先生?
しかもこんなに腫れるほど負傷したらわすれませんて。
先生も首を傾げるばかりで、
「なにか変わったことがあったらまたきてください。」と帰されてしまいました。
クリームパンみたいな手は数日続いた後に
なにもなかったかのように元に戻りました。

あー、良かった。もう大丈夫だ。
やっと終わった。



甘かったです。クリームパンばりに甘かった。
今度は両足の裏が浮き輪を履いてるのかと思うほどパンパンに腫れました。
加えて今度は痛いのです。腫れ過ぎで靴はもちろん、靴下も履けず、踵で伝い歩きが精一杯でした。
家族に連れられ大きい病院へ行き、車いすで運ばれていきました。

「足底腱膜炎ですね。」
「はぁ。」

長時間の立ち仕事をする方やランナーに多くみられ、肥満や扁平足、足首の固い人がなりやすい病気です

ユビー 病気のQ&Aより

確かに立ち仕事ではありました。
ランナーではもちろんありません。
そりゃまあ、ちょっとぽっちゃりかもしれないけど、扁平足といわれればそれっぽいかもしれないし。
いや、そうじゃなくて!
目から始まったのはなんだったんだよーお!
怖かったんだよー!
続きものじゃないの?別口?
なんで足だけ症状に名前がついたのよー!?


なんとなく腑に落ちませんでしたが、
整形外科の先生を責めてもしかたがないので、
しばし大人しく安静。テーピングで固定しても
なんとかよちよちと歩くので精一杯なので、
お仕事は2週間休ませていただきました。


そして復職できたのです。やっと。
でも痛みが完全にとれるまでには数ヶ月かかりました。
知らなかった症状だったけど、こういう大変なことが突然体に起こることもあるんだと知りました。健康は本当にありがたいですね。

結局、わたしの目から腫れ降りていったのは
なんだったのか、わからないままです。
それぞれがたまたま続き様に起こった。
今となってはそのように思うしかないみたいです。

もしどなたか心当たりの体験をお持ちの方はぜひ
教えていただいたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?