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EX3 ヒカリアレ


12th YEAR BIRTHDAY LIVE。

1年の締めくくりのような。

もしくは新しい1年のスタートのような。


円陣終わり、それぞれの待機位置へと散らばる前に5期生が集まってくる。


〇〇:「普段なら、自信は努力の後からついてくるもんだって言う所だけど。

ステージに立つ間は、なんの根拠もなく、自分が1番キラキラしてるって信じてください。

ここにいる誰よりも、自分が1番素敵だって信じてください。

貴方達を応援する人達は、心からそう思って貴方達に会いに来ています。

その期待に応えてあげてください。

そして、この4日間で、一曲でも、一瞬でもいい。

これからの1年間、しんどいとき、苦しいとき、それを思い出すだけで奮い立つような、またこの瞬間を味わうために頑張れる。

そんな最高の瞬間を見つけてきてください。

…思いっきり楽しんで!行ってらっしゃい!」

5期生一同「いってきます!」



〜〜〜〜〜〜



皆を送り出し、メンバーやスタッフ陣も配置に付く。いざライブが始まれば、自分もそれなりにあっちへこっちへ動き回ることになる。

その前に行う、自分にとっての儀式のようなもの。

OVERTUREが流れ出す。

観客席から声が上がる。


その声に、音に、会場に、

祈るように。



どうか彼女達の努力が報われますように。

どうか彼女達の感謝が伝わりますように。

どうか彼女達の笑顔があふれますように。



どうか彼女達に声援が届きますように。

どうか彼女達に喝采が響きますように。



皆さんの応援が、声援が、喝采が、手に持つライトが、光です。

彼女達が辛いとき、苦しいとき、悩むとき、迷うとき。その光が、彼女達を照らしてくれます。


だから、どうか、どうか、

彼女達の道行きに、光あれ。



ヒカリアレ(BURNOUT SYNDROMES) END…


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