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After3.55 NIGHT TOWN

その人はいつも控室の隅に立ってた。
高い背丈、オールバックにした髪、ちょっと怖い鋭目の目つき。
誰と話すわけでもなく、所在なさげに、居心地悪そうに。
4期生の加入と同じ時期に運営に入った〇〇さん。無口な人。そんな印象。

別にこれと言ったきっかけがあったわけじゃない。けど、ずっとなんとなく気になっていたことを、この日なんとなく言った。それだけのこと。

与田「…〇〇さんって背、高いですよね」
〇〇「え…、あ、すいません、デカくて目障りですよね…」

目障りって言葉、そんなスッと出てくることある?ってなんだかおかしくなってしまって、

与田「そんなこと思いませんよ笑」
〇〇「…そうですか、よかったです…」

イメージと違った。それが第一印象かもしれない。もっと気難しいというか、固い人だと思ってた。

与田「梅ちゃん!」
梅澤「なに?」

ちょっとした思いつきだけど、興味が湧いたから実行してみよう。

与田「ちょっと〇〇さんの横並んでみてよ」
梅澤「いきなり何…」
与田「まぁまぁ」

2人が並ぶと、どちらも大きいけど、

与田「梅ちゃんが巨大に見えない!」
梅澤「ちょっと!」
〇〇「笑」
与田「お、笑った」
〇〇「す、すいません」
梅澤「別にいいですけど笑」

よかった。ちゃんと普通に笑える人だった。

〇〇「すいません、俺、アイドルとどんなこと離したらいいか分かんなくて。その、態度良くないですよね」
与田「別に普通の話でいいんじゃないですか?」
梅澤「アイドルらしい話なんて私達もわかんないですよ」
〇〇「…俺、アイドルのこと全然知らなくて。ちょっとは勉強しないととは思ってるんですけど…」
与田「だったらちょうどいい人が」
梅澤「久保史緒里っていう乃木坂内乃木坂オタクが…」
久保「あんまり良い紹介の仕方じゃなさそうだけど、呼んだ?」

ちょうど控室に入って来た本人が、そのままこちらに。

〇〇「すいません、俺、乃木坂にもアイドルにも詳しくなくて、勉強しないとと思ってまして…」
久保「ほう…」
与田「嬉しそうだ」
梅澤「…すいませんが口癖になってません?」
〇〇「う…」

口ごもる〇〇さん。

〇〇「気をつけます」
梅澤「ですね」
与田「厳しいねえ」
〇〇「言ってもらえて気づくこともあるので、助かります」
久保「真面目だ」
〇〇「久保さん、時間あるときでいいので乃木坂のこと、教えてもらえますか?」
久保「もちろん。久保先生に任せなさい」
〇〇「頼もしいです」
与田「気軽に話してくれていいですよ」
梅澤「私達もその方が話しやすいんで」
〇〇「そうですね…。頑張ってみます。4期生の子達にも、なんて声かけていいか分かんなくて…」
梅澤「変わらないと思いますよ、〇〇さんと」
〇〇「俺と…ですか?」
梅澤「向こうもなんて声かけていいかわかんないだけだと思います」
〇〇「あぁ…なるほど」
与田「話しだしたらなんだかんだうまくいくかも?」
久保「迷ったら乃木坂の話しておけば大丈夫!」
〇〇「…よろしくお願いします」

それから〇〇さんはぎこちないながらも私達と話すようになった。他愛のない話、少し真面目な話、乃木坂の話、アイドルの話、年少組や頭NO王のランカー組の勉強を見てあげたり、ポケモンを始めましたトークしたり、こぼした飲み物片付けたり、わんちゃんねこちゃんの自慢に付き合ったり。

〇〇さんはあまり自分の事を話すタイプじゃなかったけど、少しずつ話の節々からここにやって来た理由は察せられた。

そのぐらいから、確かに私達は先輩後輩のような間柄になっていったんだと思う。

〜〜〜〜〜〜

〇〇「梅さん、ちょっといいですか」
梅澤「お、どうしたの?」
〇〇「この間、思い切って遠藤と話してみました」
梅澤「…どうだった?」
〇〇「…お互いにメッチャ泣きました」
梅澤「…どういうこと?」
〇〇「その…なんというか、遠藤凄い頑張ってて…君は頑張ってるよって伝えてたらなんか感極まってしまって…」
梅澤「意外と泣き虫だよね〇〇って笑」
〇〇「返す言葉もないです…」
梅澤「けど、それで縮まった距離もあるんじゃない?」
〇〇「…そうかもしれません。まっすぐ向き合うと、まっすぐ向き合ってもらえるもんですね…」
梅澤「私はそう思うよ」
〇〇「…ありがとうございます」
梅澤「どういたしまして笑」

〜〜〜〜〜〜

〇〇「久保センセ!!」
久保「どうしたどうした」
〇〇「ガールズルールが名盤過ぎやしませんか!」
久保「6枚目来たか〜。どうよかった!?」
〇〇「いや、マネキンで結構な舵切りして、めっちゃくちゃ刺さったんですよ!個人的に!」
久保「マネキンいいっすねって言ってたね!」 
〇〇「そうなんです!マネキンいいよなー!って思ってたら、君の名は希望ですよ!」
久保「そう!この流れすごいよね!」
〇〇「乃木坂の楽曲性これかー!って思ったらガールズルールですよ!また舵切り!?」
久保「激動だよね…」
〇〇「ホントに…。しかもめちゃくちゃ爽やかな夏曲…。乃木坂らしさって…。って思ってたらいつのまにかメッチャ聞いてる」
久保「歌詞は結構切ないんだよね。曲自体はすごくキャッチーでアイドルソングって感じなんだけど」
〇〇「歌詞は秋元先生っぽいんすよ…。世界で一番孤独なLoverもマネキンを彷彿とさせて好きですし、扇風機なんかレゲエだし、人間という楽器もめっちゃハッピーだし、コウモリよはもうメタルだし」
久保「ジャンル広いよね」
〇〇「…なぜか理由はわからないんですが、他の星からが特に好きです」
久保「他の星からはファンの中でも好きな人多いよ〜」
〇〇「そうなんですね」
久保「…次のシングルは更に驚くことになるかもよ」
〇〇「まだそんな驚きが…」
久保「ちなみに色んなアイドル聞き始めたんだよね。乃木坂以外だとどんな感じ?」
〇〇「Buono!さんの初恋サイダーがヤバいです…」
久保「…あれはヤバいよね」

〜〜〜〜〜〜

〇〇「だっちょさん〜」

控室の入口から〇〇がこっそり私を手招きする。

与田「どうかした?」

入口までやって来た私に、〇〇は手に持った紙袋を見せる。

〇〇「来る途中に偶々焼き芋屋さん見かけまして、全員分買いたかったんですけど売り切れで…」

そこまで言われれば後は想像がつく。

与田「よーし、こっそり食べよ」
〇〇「そうこなくっちゃ笑」

控室を出て、ちょっとお行儀がよくないけどドリンクステーションで焼き芋をはんぶんこする。

〇〇「どーぞ」
与田「どーも」

ホカホカの焼き芋に並んでかぶりつく。

〇〇「石焼き芋の屋台って東京にもあるんですね。始めてみました」
与田「たしかに珍しいかも。最近はスーパーとかコンビニでも売ってるしね」
〇〇「そうなんですよね〜。なんで逆にテンション上がりました」
与田「確かに上がるかも笑 でも売り切れるってことは人気なんだ」
〇〇「みたいですね。懐かしさみたいなのもプラスに働いてるんじゃないでしょうか」
与田「〇〇は結構食に力入れてるよね」
〇〇「はい、美味しいものを食べるって、現代では比較的お手軽に幸せになれる方法だと思うんで」
与田「確かに、時間あまりなくてもコンビニやUberでも美味しいものは食べれるもんね」
〇〇「ええ、乃木坂はケータリングも力入れてますしね」
与田「ありがたい笑」
〇〇「ここは可能な限り持続して、品質を保ちたいですね」
与田「よろしくお願いします」
〇〇「笑」
与田「〇〇、最近は4期生とも仲良くやれてるって聞くよ」
〇〇「やれてると思いたいですけどね笑 実際はどうなのかはなんとも笑」
与田「別にそこはやれてるでいいでしょ笑」
〇〇「どうも人間関係はサボってきた分のツケが回ってきてまして…、何事も自信満々とは言えないですね…」
与田「1年経ってもその変な所で真面目なの変わんないね」

約1年。
〇〇は3期、4期を中心に少しずつ関係性を築いている。1、2期生にはまだまだ緊張が抜けないけど、それもそのうち解消されていくと思う。
4期生をあだ名呼びし始めたり、3期に関しては最初に話始めた私や梅ちゃん、久保ちゃんあたりとはすっかり打ち解けてるように思う。

あと最近は、

山下「あ〜!2人だけでなんか食べてる!」

私達は反射的に残った焼き芋を口に放り込んだ。

与田・〇〇「何も食べてないです」
山下「嘘下手くそだなぁ」

ずいずいとやって来ると〇〇の隣に座る美月ちゃん。

〇〇「…山さん、距離近いス…」
山下「え、ダメ?」
〇〇「え…ダメ…ではない?」
山下「え、イヤ?」
〇〇「えぇ、…イヤ…ではない?」
山下「じゃあ良くない?」
〇〇「…良くはないでしょ」
山下「あぁ言えばこういうなぁ」
〇〇「…こっちのセリフ…」

なにか具体的なきっかけがあったのかはわからないけれど、2人はいつの間にか独特の距離感になっていた。噂だと4期生のみんなに美月ちゃんをお手本にすると良いって言ってるらしいから、その辺が関係してんのかな。

与田「ちょっと〜、私いるんですけど」
山下「ゴメンネ、イチャイチャしちゃって」
〇〇「…なんとかしてくれません?」
与田「…う〜ん、ちょっと難しいかな」
〇〇「…山さん、人間にはパーソナルスペースってのがありまして…」
山下「え、〇〇にとって理想のアイドルだよ? 見本にしたいような理想のアイドルがすぐ横だよ? 嬉しくない?」
〇〇「えっ…、え…、う、嬉しい?」
山下「ほら〜、良かったじゃん」
〇〇「え、あれ…?」
与田「洗脳されてる笑」

〜〜〜〜〜〜

〇〇「桃さん、卒業おめでとうございます…」
大園「ありがとう…」

多分、3期生の中で〇〇と一番打ち解け合うのに時間のかかったのは桃ちゃん。けど、たぶん、〇〇が本当の意味で卒業というものを実感したのは桃ちゃんの卒業の時。先輩の卒業はもちろん悲しいことだけど、やっぱりどこか覚悟していたことで。
けど、桃ちゃんの卒業は思いも寄らないタイミングで、思っていたよりずっと身近で。

〇〇「…言いたいこといっぱいあるはずなのに…、なんにも言葉が出てきません」
大園「…そんなこと言われると、私も泣いちゃう…」

変化。

〇〇はよく4期生に変わることについて話をしてる。何者でない誰かが、アイドルになっていくように。嫌いな自分を少しずつでも好きになっていけるように。そういう気持ちを持ったのは、緊張ですぐ泣いてしまう初期の桃ちゃんの映像を見た時、言葉に詰まって泣いてしまうさくちゃんが重なって見えたからって、話してるのを聞いたことがある。誰でも最初はそうなってしまうことがあるけど、経験を重ねていくうち、変化していく。成長していく。
だから支えてあげたい。いつかその子が自分でしっかり立てるようになるまで、出来る事をしてあげたい。そう思うんだって。
ずっと人目が気になってました。どう思われてるのが怖くて、取り繕って誤魔化してました。だからなるだけ、距離を守っていようって。けど、今は人と人の繋がりが、素敵だなって、そう思えるようになりましたって。

〜〜〜〜〜〜

神戸旅行が決まった頃、与田さんが教えてくれた〇〇さんと3期の皆さんとの話。
〇〇さんは3期の皆さんを先輩として慕ってる。4期の皆さんを同期と呼んでる。
そこにはまだ私の知らない〇〇さんがいる。少し前までそれを素直に受け入れられない自分がいた。私達のマネージャーなのに。私達といる時間のほうが今は多いはずなのに。それなのに、先輩達の方がずっと〇〇さんの身近にいる気がして。

でも、そんなのは当たり前で。

何年もかけて構築してきた関係をすぐに越えられるわけないし、そうやって構築してきた関係で今の〇〇さんが居るってわかるから。
一時は嫉妬心や劣等感、色んな思いが溢れてきてしまっていたけど、今は先輩達に心から感謝してる。

〇〇さんとそういう素敵な関係を築いてくれたこと、〇〇さんがこの業界を好きになれるようなアイドルとして、活動してくれたこと。
乃木坂っていう場所を愛して、育てて、守ってくれたこと。

だから私も、乃木坂が好きになった。憧れた。
自分もそこに立ってみたいって思った。 
そこに立って、沢山悩んだ。
沢山泣いた。沢山笑った。

乃木坂が好き。

先輩達が好き。

乃木坂のことが、

メンバーの事が大好きなこの人が…

〜〜〜〜〜〜

〇〇「こんにちは」
マスター「お、こんにちは。おかえりなさい」
〇〇「笑 ありがとうございます。3人です」
マスター「テーブルにしますか?」
〇〇「もし迷惑でなければカウンターいいですか?」
マスター「勿論」

散策終わり、とある喫茶店へ〇〇さんは連れてきてくれた。

与田「喫茶店というかバー」
井上「確かにバーってこういうイメージかも」
〇〇「オシャレでしょ?」
マスター「ありがとうございます笑」

眼鏡をかけたマスターは、ずいぶんと若く見える。

与田「なぎちゃんこっち座りな」

カウンターの端に座った与田さんが、私に隣に座るように椅子を指差す。
そこに座ると、自然と反対側に〇〇さんが座る。そんな気の回し方を嬉しく思う。

マスター「メニューどうぞ」

頂いたメニュー表を、真ん中に座ってる私が代表して開く。

井上「色々ありますね〜」
与田「お酒もあるんだ」
〇〇「ノンアルコールにしてくれるものもありますよ」

その言葉を聞いて、私は〇〇さんの顔を見る。
それに気付いた〇〇さんはニッコリ笑う。
お昼にした会話、すぐにこうやって考えて行動してくれるの、素直に嬉しいなって思う。
なんていうか、想ってくれてるんだなって気がして。

与田「見つめ合ってないで注文決めなー」
井上「あっ!すいません…」

浮足立ってるなって、自覚がある。
けど、それを抑えるのが難しい。

与田「私、このフルーツのカクテルにしようかな」
井上「えーと…どうしようかな」
〇〇「アイリッシュコーヒーお願いします」
井上「…じゃあ同じのください」
〇〇「アイリッシュコーヒー、一つノンアルコールで」
マスター「はい、少々お待ち下さい」

スタッフさんもお手伝いしつつ、目の前でドリンクが作られていく様子は、アニメでもみるバーそのもので。

井上「なんか、大人って感じです」
与田「ひと足お先にって感じ?笑」
〇〇「…架け橋になれたらなぁって思うんですよ」

〇〇さんの急な言葉。
いつもの。
けど、最近はちょっと楽しみにしてる自分もいる気がするから、なんというか現金だなって。

〇〇「だっちょさんが俺と3期の皆さんとの架け橋になってくれたみたいに。和と先輩後輩の架け橋なってくれたみたいに」

こちらをちらりと見て、

〇〇「和が5期との架け橋になってくれたみたいにね」

私がしたことなんて、精々名前呼びしてもらおうって声掛けしたくらいだけど。

〇〇「俺は残念ながら特殊なスキルも人脈もないので、忙しくて忘れがちな日常の贅沢への架け橋程度ですけど笑」

多分、この人にとっては大事なことなんだと思う。誰かから受け取ったものを、誰かへ返して行くこと。

〇〇「普通に生活してたら、体験できたことでも、今のみんなだと中々難しいかなって思うんで」

そうやって、繋がっていくことが。
そうやって、想い合うことが。

与田「だからチートデイとか、美術館とかに付き合ってるんだ?」
〇〇「それもありますけど、単純に自分が楽しんでる部分もありますよ笑」

メンバーのワガママも、無茶ぶりも、この人は否定しない。勿論何でもかんでもってわけじゃないけど。そういう人だから、嫉妬はするし、羨ましいなって思いもするけど。

私もこの人の優しさを否定したくない。

それが向けられるのが私じゃなくても、それを僻んだり妬んだりする前に、私が私の努力で、それを向けてもらえば良いって、そう思えるようになった。

〇〇「和も成人したらきっと体験できると思うけど、今でもそれに近い体験をできるよって、そういう橋渡しは俺にも出来るから」
マスター「そういう場にうちを選んでもらえるのは、嬉しいことですね」

マスターが私達の前にドリンクを出しながら言う。

マスター「おまたせしました、季節のフルーツカクテル“宵華美”、アイリッシュコーヒーがお二つ。一つはノンアルコールです」
〇〇「残念ながら、俺には特別な力はないんで、素敵な皆さんにおんぶにだっこさせてもらってます笑」

そう言って笑う〇〇さん。

頂いたアイリッシュコーヒーは、あったかくて、あまくて、心がふわりとする。


夕暮れが過ぎ、夜の入口に入る頃、お店の照明が薄暗くなった。

マスター「夜の始まりも随分遅くなりました」
〇〇「春の気配ですね」

そんな会話を聞いていると、与田さんがひっそり話しかけてくる。

与田「普段は思わないけど、たまーに大人っぽく見えるよね〇〇」
井上「私はどっちかと言うと、たまーに子供っぽいなって思います」
与田「…なるほど」
井上「…〇〇さん見てると、自分って子供っぽいなって思っちゃうから、そういう子供っぽい〇〇さん見るとちょっとだけホッとします…」
与田「…ホント可愛いね、なぎちゃん」
井上「も〜…」

からかわれてるなって、流石にわかるんですけど。

〇〇「まーたコソコソ話してる」
与田「女の子にはそういうときもあるんだよ」
井上「そうなんです」
〇〇「はいはい笑」

夜が来るたび、明日会うってわかってるのにもう会いたいなって、気持ちばかりが溢れてきて。
距離感が縮められなかった、少し前までの日々を思い出したりして。マイナスな未来を想像して、勝手な妄想に落ち込んで悩んだりして。

〇〇「ご馳走様でした」
与田「美味しかったです」
井上「ありがとうございました」
マスター「またお待ちしております」

まだ夜は寒くて、春の訪れが遠ざかっていくような気持ちになるけど、不思議とこの夜は暖かくて。
大好きな人達と歩く夜の街は、はるか異国の地でもないのに、特別なものに思えた。


NIGHT TOWN(フレンズ) END…

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ライナーノーツ

今回は神戸旅行中編をフレンズのNIGHT TOWNをテーマソングに書きました。

主人公にとっての3期生は、頼れる先輩達。
それは本編からずっと繰り返し書いてきたことですが、その頃からずっと、最初に距離を詰めたのは与田ちゃんだろうなって妄想してました。今も後輩達と積極的に交流する与田ちゃんの懐の深さは素敵だなぁと思います。〇〇にとってはいい姉貴分。

個人的に一番最初に好きになった同期コンビが“梅桃”だったりします。一見、正反対にも見えるような2人が仲良しって素敵だなぁって、ここに集まったからこそ生まれた絆だなって。
さくちゃんを初めて見た時、やっぱり思い浮かんだのが桃ちゃんで、さくちゃんがメインの本編#8を書いてる頃に、どっかで桃ちゃんの話書かないとなって思っていました。


結局カットしましたが、

・3期生それぞれとの交流
長くなりすぎるので、カットしちゃいましたが3期生それぞれとの交流も短めに書いていこうかなとも思ったりはしました。それ用の設定として、ポケモンを通ってない。人間関係下手すぎて一時動物に癒やしを求めた。文系バリバリで理数はクソ。などの〇〇設定は披露されず。

・コーヒートーク
乃木坂はコーヒー好きも多いので、ドリップとエスプレッソ。ラテとオレの違い。深煎り浅煎り。カプチーノ?マキアート?などのコーヒートークをするのもいいかな。いや、今じゃないな。とカット。

この辺は元々、妄想の欠片にでも載せようかなーと思いながら妄想のままになっている“”飛鳥ちゃんと飲む〇〇”シリーズが発端。
飛鳥ちゃんと飲むコーヒー。
飛鳥ちゃんと飲むビール。
飛鳥ちゃんと飲む日本酒。
飛鳥ちゃんと飲むカクテル。みたいな。
需要とは。
ちなみに派生シリーズに“美波のグルメ”も。
割と食に力入れてる〇〇と、食べるの好きなメンバーも多いので、ご飯や食事の描写入れがちなんですけど、モデルにしてるお店も乗せるべきなのかとかも悩んだり。


次回はいよいよ神戸旅行最終回。
何故か〇〇の実家訪問。
〇〇のバックボーン掘り下げ回。
常に需要ない方向へ舵切りし続ける作品群ですが、よろしければお付き合いください。

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