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天職って思ってたんと違う(笑)

うっとりするような指の動きでピアノを弾けるとか、絵がすごく独創的で上手だとか、注目を集めるくらい歌がうまいとか
そういう才能に憧れていた。

一目でわかるような、皆が認める華々しいやつです。

小さいころから
有名になってこの宗教をアピールするのがあなたの使命
と言われてきたワタシにとって

才能は、喉から手がでるくらいほしいものだったんです。
人より秀でていなくては役立たずの穀潰し
布教して金を集めてこいという、まあぶっちゃけそういう世界だったので。

特に勉強ができたわけでも、スポーツに特化していたわけでもなかったワタシは、それでもなにか人とは違ったことがしたくて
文章を書くことだけは好きだったから作家を目指していたことがある。何度か作品を応募してみたけれど、結果は箸にも棒にもかからなかった。

今ならわかるのだけど
ワタシは小説家という職業に憧れながらほんとうに書きたい内容というものがなかった。

憧れは自分がほしかった才能であり
天が自分に与えた才能とは違う場合が多い。

稀に自分の好きなことを職業にできた人もいるけれどそれは、小さいころからそのことに強い興味があって
気づいたらもう、なんの苦もなく自然に続けていたことだと思う。

その人にとっていつのまにかやり続けていること

それが本当の才能なのだと思う。

整理整頓が人より上手だったり
料理をすることが苦でなかったり
優しくて人の気持ちを察することができたり

本人にとっては当たり前すぎて才能でもなんでもないと
思っていることが、実はすごい才能だったりする


以前カウンセラーのミカ先生に
文章を書いて稼ぎたいという趣旨の相談をしたことがあるのだけど

モモムギさんのやりたいことは、そういうのじゃない気がしますよ

と言われてしまった。

モモムギさんは(非常に言いにくそうに)
カウンセラーなんか、どうでしょうね…

え、え、えええー(ヽ゚д゚)

現在メンタルずたぼろでカウンセリングしてもらってるワタシが?
当時はちっともピンとこなかったけど

今ならなんとなくわかる。
しゃべることが苦手なワタシは直接会っての話をするのは無理なのだけど
こうやって、文章にすることで困っている人の役にたてるのではないか

たとえばどんな?

その…毒親被害からの立ち直りかた、とか
新興宗教被害からの、立ち直りかた、とか

いやああああ、ちっとも華々しくない!

むしろひた隠しにしていたかったワタシの過去!

憧れてたんと違う!

ワタシは、ワタシは村上春樹さんみたいな壮大なストーリーが書きたかったのに(うそです、言ってみたかっただけです笑)

でも
毒親や、宗教2世を経験して
ワタシの中には確固たる主張があって

これこそがワタシが本当に書きたかったことなんだと思う
春樹先生のような壮大な物語は書けないけれど

ワタシにはワタシにしか書けないものがある。
それで少しでも
毒親や宗教被害や、子どもが学校に行かないなんていう悩みで
苦しんでいる方の役にたつことができたら

それが天職というのものじゃないかい?

思ってたんと違うけど(笑)

長男ににくんの夢はユーチューバー。
ゲーム実況がしたいそうだ。

いいねーやってみるといいよ

といいながら内心ワタシはそれはたぶん憧れじゃないかなと思っている。

ゲーム実況とは
すらすらと流れるように的確に状況の説明やおもしろいことが
言えなくてはいけないし
ともすればヒカキンさんのように顔芸もあったほうが受けがよく
滑舌もよくなければ人気がでない

そうだね、ににくんはゲーム実況がやりたいと言いながら
ゲームに没頭していて実況をやっているところをワタシはみたことがない

もしかしたら彼は
ゲームのキャラクターデザインとかのほうが向いているのかもしれない。

だって彼は言われなくても毎日10枚以上絵を書いている
もう365日ずっとかかさず、戦闘機やら銃やら、怪獣やら四コマ漫画を
書き続けている
なんの苦もなく自然に
そっちのほうじゃないかなと(言わないけどさ)
ワタシは思っているのです。



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