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亭主元気で留守がいいと思えるには

これは一般的な慣用句だと思うので、普通の人はまあ、結婚して5年も経てば、こんな感覚に至るのだろうか?

それともこの慣用句があてはまるのは一昔前のことで、今は共働きで夫婦で家事育児をする人も少なくないのだから、そう思わない人も多いのだろうか?

そんなことを考えるのは、ワタシたち夫婦が来年で結婚12周年をむかえるというのに、今だにワタシが夫さんにベッタリだから。

週末に単身赴任のパパが帰ってくる。ソファーに横になってスポーツ番組なんかを観ているその横に座って本を読む。

英語の勉強をしている横で洗濯物をたたむ。

はたまた料理をしているとなりで食器をふく。

これは、ひよこが親鳥にくっついていく様に似ている。

そういえばべちくんも、ワタシが膝の手術をして眠くてたまらなかったころ、学校の宿題をわざわざワタシが昼寝しているベットの上に広げてしていたことがあった。

ワタシは子どもと同じだ。

そういえばうちの母もものすごく父を慕っていた。時に言葉が足りないとか、配慮が足りないとかで一方的にキレたりしていたが、それでも父のことを慕っていたのは、やはり彼といて安心だったから、そしてケンカする本当の原因はさびしかったからだと思う。

ああワタシとパパの関係性と同じだと気づき、ちょっと恥ずかしくなった。

ワタシも母も不安が強いアダルトチルドレンでそれを相手に依存することによって解消しようとしている。

この根はワタシの代で終わらせなければと思う。

それにはワタシは不安をなるべく減らしパパからの自立を目指さなくてはならない。

まず不安が襲ってきたら仕方ないよね、と自分で自分を許すことにしている。そして大丈夫大丈夫と言い聞かせる。

子どもたちにも大丈夫なの?とはなるべく言わない。

ににくんなら大丈夫、べちくんなら大丈夫。
そう言って安心させる。

まあ自立自立と思いながら、週末になるとパパの横にくっつきコーヒーなどすすっているのは

これはこれでいいのかもしれない。
亭主元気で、たまには側にいてくれると、うれしい。







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