ママ友との交流というものをしてみんとてするなり3
変わった人、刺激をくれる人、目から鱗が落ちるようなことを言う人に、いつでも出会えるようにしておく
と書いているのはワタシの大好きな作家吉本ばななさんだ。
出会ったときに大切なのは、素直でいることだとも。
ワタシはエイちゃんママをなんとなく、お金持ちで上品な人っぽいから、がさつで適当なうちに来たら、びっくりされるんじゃないかと思っていた。
なにせ旦那さんはアンティークショップのバイヤーさんで、イギリスと日本を行き来している方だと聞いたからなおさら。
我が家は賃貸の日本家屋だし、風通しと日当たりを重視したワタシがふすまと障子を全部とっぱらってしまったためなんとも言えない趣をしている。すぐ引っ越す予定だったから家具もそろっていなくて、食器棚とおもちゃを収納している棚は、実家の木箱に板をスライドさせただけという借り暮らしのアリエッティ(?)だ。
アフタヌーンティーを楽しめるようなセットもないし食器もキャラクターものからキャンプ用まではばひろくバラバラ。
洗練されたおうちじゃない。
でもそんなことは杞憂だった。
エイちゃんママは
初挑戦でウロウロしている我らのピザ作り(生地からのばす)に喜んで参戦してくれた。
焼き色がつかなくてバーナーであぶったら下にしいていたシートに引火した時も温かく見守ってくれた(笑)
お話してみてわかったのだけれど、エイちゃんも字を書くのと計算が苦手らしい。もそんなことちっとも気にせずにエイちゃんの良いところを語るママの話を聞いていると、なんだかワタシまでそんなこととるに足らないことだと思えてきたし、自分の子をすごく誇りに思っているのが伝わってきた。
全然マウントとかじゃなくて、素直に自分の子を誉めるているからちっともイヤミじゃない。
冒頭の話にもどるけれども、目から鱗が落ちるようなことを言う人に出会うとはこういうことだと思う。
特に我が子の全てを受け入れているところ。
ワタシはににくんに、これだけ譲歩してあげてるから、ににくんもちょっとはがんばってね、というスタンスでずっときたけれど
(オルタナティブスクールで楽しく過ごしているんだから、通級くらいは行ってね、みたいに)
そういう条件が全然ないってすごいことだ。
だからあんなにエイちゃんがのびのびしてるししっかり自分の考えを言えるのだろうか。
彼はおみやげにみそきんを持ってきてくれた。買えなくてににくんが泣いて悲しんでいたと聞いて自宅にあるものを持ってきてくれたのだ。
こんなルートで手に入るなんて!
ずっと気になっていたママ友との交流をしてみんとてした結果
我々はみそきんまで引き寄せたらしい。
最後にエイちゃんが
ににんちは想像してた以上にすごかった、と感想を言っていたが
どこがどうすごかったのか、聞いてみたいような、ちょっとこわいような気もする。
まあ、ピザシートが燃えたくだりが一番盛り上がったのかもしれない(完)
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