見出し画像

覆い被さって押さえ込んで取って吊り上げる

お道具を扱う時にどの道具も同じ重さの様に扱うとあります
重い道具は軽く、軽い道具は重く扱うのです
しかし、重い道具を軽そうにと言うよりも軽い道具を重そうにの方がわかりやすいかもしれません
どんなお道具もその質量を同じに感じられる様に扱つかう事だと思います
それの一つの方法が
「覆い被さって押さえ込んで取って吊り上げる」だと思います
お手前で座った形から先ず、腰を入れて前傾になり道具の上へ覆い被さる様になり道具を上から押さえ込む様に取ります
そして、道具は重そうに吊り上げて持ちます
言葉にすると簡単ですが、これが中々難しいのです
「覆い被さる」はしっかりと腰を入れれば出来ると思うのですが「押さえ込んで取る」と「吊り上げて取る」は難しいと思います
先ず「押さえ込んで取る」ですが押さえ込む形を作るために手首より肘を常に高く保つ事です
肘が手首よりも高い位置にある事で上から道具を取りに行く形が取れます
腕の動き始めが肘から動きだし直ぐに手が動く
軽く手で円を描くような動きになると思います
そして「吊り上げて取る」となるのですが道具を取った時に手首より肘が上にありますから、このまま肘から吊り上げるように持ち上げるのです
これも肘から動きだし手が直ぐに動く様なイメージです
例えば茶銚などを一手で手前盆に取り込む時は身体は入ったままですし茶銚をあたる時なんかは同時に身体も起こして茶銚をみぞおちの高さまで持ち上げます

細かく動きを書きましたが大事なのはイメージだと思います。
重い道具を重そうに吊り上げる
そのためには覆い被さって上から押さえ込むように取る
私は自分がクレーンにでもなった気持ちで釣り上げています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?