振り返り25:雁木

雀聖から落ちそうで辛い。

図1

図1で悩んで▲45歩としたが、ここは▲34歩△同銀▲35歩△43銀まで決めて▲36桂がよかったようだ。
局後に色々考えて、▲34歩△同銀▲87銀がよかったんじゃないかと思ったが、それは△17歩成で後手ペース。
▲45歩に△同桂▲同桂で図2

図2

ここでは△85飛を気にしていたが、▲34歩△45飛にじっと▲86歩と打っておいて先手まずまず。△47飛成▲同金△38銀は▲35桂で先手有利。この変化は後手の12香が味よく取られる形になる。
▲86歩と打った先手の狙いが何かというと、例えば△17歩成なら、▲25桂(参考図1)で先手有利。

参考図1

このために歩を86に打ったということ。
本譜は△85飛ではなく△98歩だったが、なんと△45同歩が勝るらしい。
当然▲44歩△同銀▲36桂△35銀▲44桂打だが、そこで△98歩と打って完全に互角。ちょっとやりにくい順だと思う。

図3

▲43歩△51玉に▲44角としたが、▲44角が疑問手。感想戦では▲44角に代えて▲35角を検討したが、△53角でよくわからなかった。実際は△53角なら▲44桂で先手有利。△43金には▲24角と出れるのをうっかりしていた。
図3では▲43歩を入れずに▲35角が勝るようで、やや先手ペース。


図4

チャンスが来ている。▲43歩成なら優勢だった。△85桂▲86玉の形が寄せづらく、後手は次の▲52とへの対処が難しい。△同銀には▲54馬が飛車当たりで絶好だし、△同玉には▲73銀。飛車を抑えてしまえば先手玉が捕まらないのがポイント。よって、▲84歩から▲96桂みたいな攻防の手段で勝てる。
▲86玉に△84香だと、▲52と△73玉に▲77桂!(参考図2)で先手優勢らしい。

参考図2

以下は△同桂成▲同玉△88香成▲86歩△87銀▲65桂△同歩▲同歩。
今の実力じゃ▲77桂が見えないので無理だった。


図5

ここで、▲55歩と突いて脱出口を開けば先手有利だったようだ。

▲77桂はともかく、▲55歩は見えないといけなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?