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熱を下げる?痛みを取る?

まもなく冬本番。
ここ数年、感染予防の徹底のおかげもありインフルエンザは流行していませんが、もしかしたら今年は流行するかも?海外では流行っている場所もあるようです。

今日は解熱鎮痛薬と呼ばれるものについてまとめていきたいと思います。

インフルエンザの熱を下げるにはアセトアミノフェン

アセトアミノフェンには痛みを取る作用と熱を下げる作用があります。
インフルエンザになった場合、解熱剤の第一選択はアセトアミノフェンです。
他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)はインフルエンザには使用できません。インフルエンザ脳症という意識障害やけいれんなどを主な症状とする病気のリスクを上昇させてしまうためです。

痛みを取るには非ステロイド性抗炎症薬

NSAIDSの代表的なものはロキソプロフェンやイブプロフェンなどです。
腰が痛い、肩が痛い、膝が痛い
などの各種痛みに使用されることが多いです。
頭痛がするときも服用することがあると思います。

NSAIDSは副作用として消化器官への負担があります。
空腹時に服用すると胃腸への負担が大きいため、必ず食後か
もしくは180mLほどの多めの水で服用するようにしましょう。

アセトアミノフェンは結構万能

私は胃腸が大変弱いため、頭痛時などNSAIDSを服用すると、
今度は胃が痛くて何もできなくなるほど副作用が出やすいです。
NSAIDSの中でも比較的胃腸障害が少ないといわれているセレコキシブ錠でも
全然無理。胃が痛くて再起不能に。

そんな私が劇押しするのがアセトアミノフェン。
アセトアミノフェンは熱を下げるだけで痛みに効かないのでは?と思っている人もいるかと思いますが、そんなことはありません。

アセトアミノフェンはがん性疼痛の鎮痛ラダーにも登場しちゃうくらい
結構痛みを抑えることができます。
ただし、その場合は容量が通常の解熱時よりも大量なため、必ず医師の指示に従った量を服用するようにしてください。

痛み止めの処方でアセトアミノフェンが出ていて、熱が出ていないのに飲むと熱が下がりすぎるんじゃないかしら。とよく質問されました。

アセトアミノフェンは、必要以上に熱を下げることはないため心配はいりません。また、胃腸が弱い私でも、空腹時に飲めてしまうほどの胃へのやさしさ。

市販でも手に入るため常備薬としても優秀です。

ただ、肝臓で代謝されるため、肝機能が悪い人は注意が必要です。

用法用量を正しく守って服用しましょう

薬はどんなものでも正しく服用しないと害が出ることがあります。
処方された場合は医師の指示に従い、市販で購入する場合は記載されている
用法用量をきちんと守って服用するようにしてください。

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