チバにまだ薔薇を用意できない

チバが逝ってしまった。
いままで幾度と有名人の訃報を聞いたけれど、ここまで哀しいのははじめてだ。
アベが亡くなったときも悲しみと衝撃は大きかったけれど、今回はその時の悲しみも乗算されてる気がする。

だけどその悲しみの淀みに沈まないように気持ちを切り替えるとき、残してくれた音楽がたくさんあること、チバがプロでやっていてくれて感謝ができることは大きい。

あの声が、あのデタラメのようで誰も思い付かない、他の誰にも書けない歌詞が大好きだ。

たくさん、関わりのあったライターさんたちの記事が目に留まって読むことを繰り返してる。
ずるいよねぇ。
逝くときまで、家族に、ファンに、仕事仲間に愛されて。
声も佇まいも才能も。

最期までかっこいい。
大好きだ、チバ。

何て言いながら、ROSSOの１枚目のアルバムを買って以降、アベとならんでないのが淋しくて、生活に忙しくて１０年ほど音楽を聴く生活から離れていてチバの歌声はほとんど聴いていなかった。
ここ１、２年でSpotifyをスマホに入れて、TMGEのマイリスト作ってTMGEしか聴いていなかった私にはまだ、ROSSOとThe Birthdayの「新作」がある。

コアなファンの悲しみには及ばないだろうけど、チバに手向ける花の準備ができるまで、ゆっくりROSSOとThe Birthdayを聴いていく。
それができるのは、チバが音楽を残してくれたから。

アベと会えたかな。
またそっちで聴かせてほしい。
悲しい、淋しいよチバ。
でもありがとう。
あなた産んだ音楽で今でも気持ちを爆アゲしてるよ。ありがとう。

でも今は悲しいんだ。
大好きだチバ。