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散文詩


黒と白と
赤と灰色がよく似合う
ざらついたコンクリートのモッズスーツ

ジャンクでヴィンテージ
なのにファニーでキュート
いかつい顔から零れるロリポップ

その姿を目に焼き付けたかった
その歌声を脳に焼き付けてほしかった
小さく強く握こんだ手で讃えるように踊りたい
200メートル先でもよかったのに

一生届かないと泣いた13歳の恋みたい
まっさらな雪原の向こうにひとつ星
この雪原を真っ黒に溶かすにはまだ
悲しみのなかに居すぎてる


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