モチベーションの視点から思う「PDCA」について

PDCAってビジネスの現場でよく聞くけど、何にでも適用できてとってもいい考え方だなぁ、と最近よく実感するのでそんなことをメモとして残しておきます。
縁あってこの記事をご覧いただいた方にも共感してもらえたり良い気づきになったら最高にうれしいです。

P(Plan)-計画

P-1:思い付き・妄想

「こうだったらいいな」「こんなことしたい」という漠然とした思い付き。
誰もがいつも考えていること。

P-2:具体的な計画

思い付きを実現するために計画を立てる。
最終的にどんなものが出来上がっていたらいいか、どんな状態になっていたいか?
実現するために自分が持っているもの(能力、お願いできる人、時間、応用できそうな過去の経験)は何か?
どんなスケジュールを立てれば実現できるか?

実現に向けて前向きに考えることで得られるもの。
・行動しようと取り組む自分は素晴らしいという自己肯定感。
・自分が持っているものに気づくことができる。
・空想が形になりそう、という期待感。
上がってくよ!自己肯定感!

D(Do)-行動

とにかく形にしたり、目に見える状態にする。
この瞬間から自分は「ただ空想する人」から「前に進む人」になる。

行動により得られるもの。
・「進捗」を確実に実感する。「進捗」は人間にとって快感。
・行動した自分は素晴らしいという自己肯定感。
・自分の体を動かして初めてわかることがある。
どんどん上がってくよ!自己肯定感!

C(Check)-評価

行動により生まれたものがどの程度の完成度か、客観的に見る。
「良いところ」を見つける。ここは「思いつき」の核になる部分で、自分が達成に向けて「うまくできた」部分。できれば削らない。
完成度を上げるためには改善点を見つける。
無駄な粗さがしはモチベーションを下げて計画を中断させる材料になるからしない。

もうアカン…大きな障害が見つかったとき

①問題解決のために「計画」をする。
大きな問題解決のために何が必要か具体的に洗い出せれば、「途方もない問題」ではなくなる。

②「計画」について考え直す。
自分の目標地点は本当にそこなんだろうか?
現状に対する不満などが出発点なら、他に解決方法があるかもしれない。

「もうアカン」と言って放り投げると、挫折感や無力感が植え付けられる。
何が問題だったかもわからず、自分が大切に進めてきたものを自分でダメにしてしまっては何も残らない。

長所・改善点を見つけることで得られるもの。
・客観的な視点。悪いところを見てしまいがちな人間だけど、良いところがしっかり評価できるようになる。
・さらなる「進捗」感。
・周りからの協力。うまくいきそうなことには協力してくれる人がいる。

A(Act)-改善

改善点が見つかったら、実現のために改良していく。
大きな決断が必要になることもあるけど、評価によって核がしっかり見つけられていればきっとうまくいく。怖くない。

もうひとつのA(Achivement)-達成

具体的に立てた計画に対し行動を起こし、しっかり改善に向けて向き合った成果(物)には隅々まで自分の神経が通っているはず。
だから、たとえ完璧ではなくても自信が持てる。
「なんでこうしたの?」にしっかり答えられる。
ベストを尽くしたなら「今回自分の持てる力でできたのはここまで」と納得できる。的確な指摘に対して自己嫌悪に陥らず「次はそれも取り入れてもっとよくなる」と思える。

「A」改善⇒達成によって得られるもの。
・大切にできるかけがえのない成果。
・他人と比べず、自分を信じられる気持ち。
・経験値。
・取り組む中で築いた信頼関係や、周囲に与えたポジティブな影響による環境改善。

こういう考え方をしっかり明文化して人に伝えていける人は尊敬できるし、憧れる。頭いいなぁ、真剣に生きてるなぁって思う。
おしまい。