家具にお金をかける|ダイニングテーブル探しの旅
インテリアに興味が出てきてから随分と経つ。その間に2回ほど引っ越しをしてきて、その度に自分が気に入った家具を買いそろえてきた。
家具というのは、本当にピンからキリまであるが、高級なものは簡単に20万、30万と越えていき、100万を超えるものも少なくない。
同じ機能を持つ家具というだけであれば、数万円。下手したら1万円を切る価格で購入できるにも拘わらずだ。
家具を購入する前には、これまでかというほど悩む。実際の店舗に足を運んだり、雑誌を手当たり次第にあたったり、YouTubeでレビュー動画を見たり。
おかげさまで、東京にある家具屋さんの場所はあらかた押さえた感もあるし、名作といわれる家具たちにも一通り出会うことができた。
少し前にYチェアについての記事を書いた。
そのYチェアに合うダイニングテーブルを探していた。個人的な嗜好もあり、ダイニングテーブルを買うのであれば、ラウンドテーブルがいいと思っていたので、それに絞っていろいろ探し回った。
Yチェアは言わずもがな、カール・ハンセン&サンの代表的なチェアである。それに合うものと言ったら、同じブランドのものがいいのではと思い、真っ先に検討候補に入った。
デザイナーは違うが、プレルディア・円形テーブルのものは形もきれいでYチェアにもピッタリだと思った。
他にも、MOMO NATURALのMOCHA 1100 TABLEもなかなか実用的で、それでいてリーズナブルな価格ということもあり、最有力候補だった。
マルニ木工のTako ラウンドテーブル120も足の形が造形としてきれいでとても惹かれた商品である。
これ以外にも、たくさんの魅力的な商品があり、どれが自分の家にマッチするのか非常に悩ましかった。
Yチェアがピーチ材ソープ仕上げで少し白っぽい色味であること、自宅の雰囲気が全体的に白ベースで仕上げられていることから、天板は白基調のもの、脚はウッドベースのものであれば自宅のムードにも合うのではないかと考えた。そして、天板の大きさは直径が120cmのものが多くある中で、自宅のLDKの広さを考慮して少しコンパクトなものでもいいのではという結論に至った。
で、購入したものが、こちらである。HAYのCPH 20 ROUND / Φ90 x H74である。テーブル中央から伸びている脚、リノリウム素材の触り心地のよい天板。Yチェアとの相性もピッタリだと思った。実際、通販サイトなどを見てみるとYチェアと合わせている写真なども出てきて、イメージ通りだった。
テーブル1つ買うのにも、おおよそ半年くらいかけて、本当にいろいろなショップを回った。この旅もそろそろ終わりである。しかし、このテーブル日本には在庫がないらしい。ヨーロッパから取り寄せになるとのことで、実際に家に着くまでにさらに3,4か月かかったのだ。
本当に長い旅ではあったが、このテーブルが届いて約1年。色味も、使い心地も、デザインも、Yチェアとの相性もすべて満足している。これからYチェアとともに、自宅の中心で家族を取り囲む家具として使っていきたい。
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