鼻ホジ行為、止めれない

 指先を鼻の穴に挿入して、鼻くそをホジりだす行為です。お馴染みのアレです。今年で38歳(4月23日)になりますが、未だに止められません。初めての鼻ホジ行為は覚えていない。それは自慰行為と同じで、あまりに日常的に行っているためだろう。
 それはそうと、何のためにやっているのか。特に意味はない。一方で、一度に大量の鼻クソがこそぎ取れると、快感である。「え、こんなにあったの!?」それを落として行方不明にならないように気を付けて、捨てる。さらに言えば、ちょっと臭いぐらいが嬉しい。何故かは調べる気になれないが、自分の臭さってなんだか魅力的。
 そんな鼻ホジライフを謳歌している私だが、ふと気づく。
「鼻ホジを止めたらどうなるのか」
 詰まってしまう。ある程度除去する必要はあるだろう。ちなみに、鼻をホジり過ぎて粘膜を傷つけると出血し、そこから細菌に感染、場合によっては慢性副鼻腔炎になる可能性もある。鼻の治癒には数週間から数カ月かかる場合もあり、注意が必要である。できれば指先の固い爪ではなく、綿棒で優しく除去するほうがよい。私は指派だが、今後は綿棒派に鞍替えでもしようか。と、どうでもよいことで書き進めてきたがそろそろ限界である。
 それはそうと、鼻クソは人間のあらゆるクソのなかで、最も親しまれるクソだろう。子供はウンチが何故か好きだが、それはあくまでオモチャとか言葉の響きの話で、実物は流石に好かない。耳クソとはいい勝負だが、私は断然鼻クソ派である。自分でも何を書いているか分からないが、日常なので気にしてしてない。いや、気にしろ。いい加減にしろ。少しはネタをストックしろ。リングノートのメモを少しは活用しろ。週刊「我がヂレンマ」でやってるよ。
 閑話休題。まずい。自分と会話してしまった。何の話だったかな。そうだ、鼻ホジ行為だったね。語ることね。あるね。あとひとつ。いつの日だったかよく鼻血が出て、それが固まって、それをこそぎ取るとまた鼻血が出る。そんなことが、そんな時期あったな(遠い目)。
 どうしよう。他のクソについて話そうかな。いや。それは趣旨からズレてしまう。いいや脱線しよう。ちょっとだけ書きまぁす。
 鼻クソの次に、耳介(耳殻)の油。耳介とは、耳たぶとかのアレです。軟骨と皮膚でてきている、耳の外にでている奴。アレの溝に溜まっていく黄色い油。これも好きですねぇ。いっぱい取れると嬉しいですねぇ。
「もう限界だろ! この文章!」
「もう止めろ、早くやめてしまえ」
「分かってるよ。でも、このまま終わらせたら気分悪いからさ。少しは挽回しておきたいでしょ。乙女心ですよ」
「趣旨の時点で嘔吐(アウト)だよ」
「思考の継ぎ接ぎなんて、文章としては下の下だぞ」
「そんなことは分かっている。確信犯です」
「居直り強盗だよ!」
「何も奪っちゃいないよ」
「読者の時間を奪ってるぞ。時間強盗だ」
「これは一本取られたな」
 ま。そういうことです。指先の爪で鼻ホジは体に悪いので綿棒です。時代は綿棒です。れっつはなほじらいふでございます。
                         (おちまい)
 
 

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