見出し画像

人間の業って深い・・・

こんにちは南仙台の父です。
今回は笑いはありません。(というか笑えない話ですので。)
仕事柄もあって色々な人たちの関りがあり、そこには様々な人生があり、
すべての人が決して平等ではない現実があります。
そんな中で目標を持って良き方向に進む人もあれば、恨みつらみを持って
悪い方向に進んでいく人もあります。
良い方向に行く人については心配はありません。
その想いが強ければ概していい結果を生み、更に次の目標を自ら定めて進
むことができます。
本当に困るのが悪い方向に進む人の存在です。
ここでは単にハラスメントレベルの話ではなく、怨念といった感じに近い
ものを内に秘めるのではなく、表に出し切っている人の話です。
そんな人たちを周りに抱えて、不幸のお裾分けを受ける人は本当に辛いと
しか言いようがありません。
今回はそんな怨念のような感情の話です。

そこまでの感情になるまでには本来はかなりの時間がかかります。
もちろん、ちょっとしたことで激情するような人もいます。
でも、時間によって感情が薄まっていき、フラットな状態に近い方向に保
つだけの力を人間は本来持っています。
でも、悪い感情が続くことで、より大きなエネルギーとなって蓄積され、
その力が一気に爆発して止められなくなるということは往々にして起きる
ことがあります。
赤の他人であれば離れることでその鬱屈した感情を和らげることもできる
かもしれません。
しかし、その対象が家族など、ごく近い関係の人たちであればより一層の
エネルギーとなっていきます。
私も育ちや家庭が複雑だったため、様々な負の感情と出会ったことがあり
、やはり一番厄介だったのが家族・親族の問題でした。
私の場合は起きやすい環境下であったので、そんなものかと感じていまし
たが、昔は仲が良かったにも関わらず、あるきっかけを通じて悪い方向に
進んでいき、感情の縺れから一気に悪くなる状態も見て来ました。
今でも仕事柄からそういった相談を多く受けることがあります。
単なる家族間での問題に留まらず、資産や事業や周辺を巻き込んだ大きな
争いとなり、落し所すら見えなくなるような争いも見ました。
もちろん、多くの問題にはきっかけとなる事件があったり、当事者の性格
的な問題が見えていたり、中には強い念のようなものによって影響されて
いるような案件もありました。
相談に来る方は本当に困惑し、中には何年もの長い期間に渡って裁判所に
持ち込まれてしまうような事態を抱え、憔悴している場合もあります。
中には自分に身に覚えのないという場合もあります。
人間は良くも悪くも、火がついてしまえば、それが大きく加速する傾向が
あります。
特に負のエネルギーとなって現れるものは本当に手をつけられない位の状
態に至ることもあります。
未遂を含めて尊属殺人のようなケースが多いのはそういった感情も影響し
ているのかもしれません。

何のトリガーもなく感情のぶつかり合いとなることは滅多にありません。
人間には欲望があり、お金・資産や名誉や権威・権力、美意識や権利、場
合によっては幸福がそのトリガーとなる場合もあります。
幸せに基準がないように、不幸にも基準というものはありません。
どんなに周りから見て不幸でなくても、本人が不幸だと感じれば不幸です。
よく、お金がたくさんあれば幸せだと言い切る人がいますが、お金の苦労
だけが幸せではありません。
お金を持っているために感じる不幸もあれば、人と比べて勝ち負けに拘る
不幸もあります。
今まで私が多くの人を見て来た中では、人と比べて判断する人、常に自分
が中心でないと満足できない人、人からどう見られているかを不安に感じ
る人、視えない明日に不安を感じる人、こういった人は感情の捻じれが生
じやすいと思います。
私の周りにも少なからず居ましたが、端から見ればこれだけ不幸な人たち
は居ないので、不幸のお裾分けを受けないよう、そういう人からはできる
だけ距離を置いてきました。
「でも」や「だって」を常に使う人もそうです。
こういう人は話をしていても本当につまらないと感じます。

私は占い・鑑定師の立場でもあり、企業コンサルの立場でもあるので、ど
うしてもこうした人間の業から生じるトラブルから逃れることはできませ
ん。
しかも、悪い業の中心にある人は運気の強さもあまり関係なく、運気が強
いと戦車のように自分の論理を押して来るし、運気が悪ければネチネチと
負のオーラを毛穴から噴き出して周りを不幸にしていきます。
相談して来た方を助けようにも、相談者は逃れるために(負けないために
)運気を上げていく必要がありますが、運気が強かったとしても業の力は
周りの負のエネルギーを集めて巨大化するので、運気を高める程度ではど
うにもならなくなります。
インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスで溢れた部屋で戦うような
ものなので、手消毒やうがいやマスクで戦えるようなレベルではありませ
ん。
もちろん、お祓いとか高い壺を購入してどうなるものでもありません。
下手をすれば負けるが勝ちのような方法を採らざるを得ないことすらあり
ます。
本当にやっかいで、しかも常にマイナス状態ですから、手を付けることは
難しいでしょう。

どうすればいいかと言っても、周りからはどうすることもできません。
人は周りや他者から変わることはなく、自らが気づいて変えること以外に
環境を変えることはできません。
これは医学や心理学、占い・鑑定の世界、どの観点から見てもそういうこ
ととして扱われています。
また、念のような強いものが周囲にあったり、その人の生活環境に問題が
あるとなかなか抜け出せないところもあります。
それだけ人間の業というのは始末の悪いところがあります。
良い目標に向かって行く場合には障害や失敗があれば挫折の原因となりま
すが、悪い業に関しては悪ければ更に加速して悪くなり、良い状況ではよ
り一層悪い感情を確信することになります。
性格を簡単には変えられず、後天的な環境で染みついた生活行動パターン
も簡単には変えられません。
負の感情はなかなか変えることができません。
そうならないように、自らを律して、挫折を乗り越えられるだけの強い気
持ちも必要になります。
悪貨は良貨を駆逐するではなく、良貨は悪貨を駆逐するであってほしいも
のです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?