「ママ」から「お母さん」へ
とうとう、ママを卒業する日が来た。
小5と小3になった息子たちが
いつも「ママ〜ママ〜」と私を呼ぶことに
少しずつ抵抗感が生まれていた。
特にお兄ちゃんはお年頃になってきて、
外では人前で「ママ」と呼ばない。
そうかぁ。
そろそろママという呼び方を卒業するときなのかもなぁと感じ始めていた。
実は一年位前から
息子たちには打診していた。
そろそろ、呼び方を変えようか〜って。
だけど、10年くらい馴染んだ呼び方を今さら変えるなんて照れくさいのか、なかなか話に乗ってこない息子たち。
「お母さんでもいいし、かぁちゃんでもいいし、かかさまでもいいんよ」
折に触れてそう伝え続けても、なかなかしっくりくる答えがなかった。
最近のことである。
ふとした会話の中で、夫が自分のお父さんとお母さんのことを何とも呼んでいないことに気がついた。
その理由を聞くと、
「小五くらいでパパママが恥ずかしくなってから、その後変えるきっかけがなくて、そのままになってる」
とのこと‼︎
だから、今でも「ねぇ」とか「ちょっと」とかいう感じでお父さんお母さんを呼び止めていたのだ。
もし、自分がそんな風に呼ばれたらちょっと寂しいかも……
もちろん、気にならない人もいると思うけど、私はやっぱりちゃんと呼び名で呼ばれたい。
息子たちにも初めてこの話を交えて、真剣に今こそ変えるときではないかと話した。
すると、その私の危機感が入ったのか、いつになく呼び名を変えることに前向きな息子たち。
そこで、調子に乗った私はこう提案した。
「なんかさ、ママ、とかお母さん、とかってみんなの呼び方じゃん。私はやっぱり名前で呼んで欲しいの。奈菜絵でもいいし、奈菜絵ちゃんでもいいし、ななっぺでもいいから、名前で呼んでくれないかな?」
「……やだーーーー‼︎」
…はい、ですよね。笑
夢は諦めます。笑
ということで、無難に「お母さん」と呼んでもらうことに。
「じゃあ今からスタートね!」
そう言ったのが昨日の夜。
そこから、何度も何度も
「ママー、あっお母さんだった!おかあさーん」
と言い直す息子たち。
私も私で
「ママはね……あっ、違った、お母さんはね」
と、言い直す。
ちなみにパパも呼び名はお父さんへ。
ママからお母さんへ。
長い目で見たら大したことのない変化かもしれないけれど、今の私たちの家族にとってはすごく大きな転換だ。
お母さん、と呼ばれると
なんだかまだくすぐったい気持ち。
だけど、ちょっぴり誇らしくって嬉しい気持ち。
いつか息子たちが大人になったら、こんなことあったねって話してみたいな。
それまで元気で生きていよう!
まずは明日明後日の台風🌀
無事に過ぎますように🙏
皆さんどうぞご無事で‼︎
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