見出し画像

人が離れていくことを良しとできたとき人は変われる

ずっと「みんな」に好かれたいと思いながら生きてきた。

関わるすべての人が心地よく過ごせる人でありたいと思っていたし、なるべく誰かが悲しい思いをしないように気を張り巡らせていた。

SNSをしても
いちいち人の反応を気にして
この人はこう思うんじゃないか
あの人は嫌な気持ちになったんじゃないか

……

本当にキリがない。

だけどね、わかったんだ。

そもそもが分かり合えるはずがないということを。

みんなみんな全く違う宇宙を見ている。
それは誰とも一分一秒足りとも共有できない世界。

それを仕組みで理解したときに
もう気にするのはやめようと思った。


気にするのをやめようと思っても
気になる時期はだいぶ続いたけれど
少しずつ少しずつ減っていった。

私はもう「みんな」に好かれようとする私ではなくなっていた。

あんなに怖かったのに、
SNSでも本音を出すことも厭わなくなった。

私はこれからこうやって生きていきたい。
そんな風に堂々と言えるようになった。

そんな私を見て
「今までのななっぺじゃなくなった」
と思う人もいるかもしれない。

実際に
「変わらなくて良い。そのまんまでいいよ」
と言われることは多いのだ。

そう言われるとすごく嬉しい。

だけど
むしろ今の方が本当の私なんだなって思う。

今までは無意識に
無理して人に合わせて
嫌われないように
嫌われないように
「良い子」を演じていたから。

そんな「良い子」の奈菜絵を
好きになってくれたこと、嬉しかった。

だけど
やっぱりどこか生きづらかったんだ。

無理してたんだ。
頑張ってたんだ。

だからね、
今、すごくすごく生きるのが楽になったんだ。

もう誰に好かれなくてもいい。
私はわたしのことが好きだから。

人が離れていっても良い。
またきっといつかどこかで交わると、わかるから。

大好きだったよ、前の私も。
悩んでいる私も、人間くさい私も、愛おしかった。

だけど、もう前に進んでいくね。

バックしてバックして
やっと本当のわたしに出逢えたから。

ありがとう。
これまでの私。

ありがとう。
これまでの私を好きでいてくれた人たち。


さようなら、私。

よろしくね、わたし。

やっとここから、わたしの人生が始まるね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?