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抱きしめるように歌うから

大好きなヒライマサヤさんのライブに行ってきた。

ヒライマサヤさんは、ロックシンガーソングライター。

バラードばかり聴いている私が、まさかロックシンガーにハマるなんて。

今から5年前、友達が営んでいた音楽食堂で歌っているマサヤさんに出逢った。

あの頃はまだ小学校の先生をしていて、新しい学校をつくるという夢に向かって、もう少しで退職するときだった。

季節はちょうど今頃。
当時二人でバンドを組んでいたマサヤさんは、元気なロックな歌をたくさん歌ったあと、最後に『はるかぜ』という歌を歌った。

春が来たんだね
忘れていたよ
春が来たんだね
思い出したよ

君の前髪を揺らしてみたい

はるかぜになって
はるかぜになって
はるかぜになって

君の町まで

『はるかぜ』

急に来たバラード調の曲。
ハートを鷲掴みにされた。

優しい歌声と
やわらかい歌詞

目の前に待ち侘びた春の景色と
遠くに住んでいる
会えないあの人の姿が浮かぶ。


なんて素敵な歌を歌うんだろう。

感動して話しかけて
「もうすぐ先生やめて学校つくります!」
なんて夢を語って
ちゃっかりCDに「学校がんばって!」のメッセージを入れてもらった日。


もうあれから5年も経つんだなぁ。

それからの5年は怒涛のような日々だった。

楽しいことも辛いことも
嬉しいことも悲しいことも
色んなことが嵐のように巻き起こった。

そして、
数ヶ月に一度はマサヤさんのライブに一人で行っては元気をもらう日々だった。


(どうしてマサヤさんの歌声を聴くと涙がこんなに出るんだろう?)

すごく不思議だった。
他の人の歌声では、こんなに涙は出ないのに。
明るい曲でも静かな曲でも
心の深い部分に届く感じ。
どうしてなんだろう?

その理由が今日やっとわかった気がする。

マサヤさんが今日、歌う前にぽつりぽつりと話し始めた。

僕、ハグって良いなって思います。
あったかくて。
ただ実際みんなとハグしようと思っても
色々タイミングとかあるじゃないですか。笑
だから、抱きしめるように歌えばいいんだなって思ったんです。
歌ってすごい発明ですよね。
歌で抱きしめることができるんだから。
素敵ですよね。

あぁそうなんだ。
だからなんだ。

マサヤさんの歌声を聴くと涙が出るのは、
マサヤさんが目の前のお客さんの心を抱きしめるように歌ってくれてたからだったんだ……。


歌も始まってないのに、
その言葉でもう、涙が出る。

ありがとう。
ありがとう。

だからいつもいつも私は
元気をもらってたんだね。

本当の気持ちでいたい
一瞬のごまかしもなく

本当の気持ちでいたい
一生かけて一度だけでも

難しいことは何もない
宝物を探しに行くだけ

はちみつの雨
中村天磨さん(右)とのコラボ素敵でした

マサヤさんのライブには色んな人が来る。

子どもたちも走り回っていれば
おじいちゃんおばあちゃんもいるし
身体も性別も生き方も色々、だ。

愛は境界線がないんだ。

愛から生まれる言葉は
人の心を芯から抱きしめてくれる。


「世の中みたらさ、色んな悲しいことたくさんあるけど、だからって自分の幸せを我慢する必要はないんだって、僕はこれまで色んなことをみてきて思うんだ。僕は自分の幸せをたくさんたくさん発信して、その幸せでこの世界を包み込みたいって、そう思ってる」


会場のみんなと一緒にたくさん歌った。
腹の底から声出して、笑って、泣いて、
ライブが終わったとき
心がスッキリと晴れ渡っているのを感じた。

世界はシンプルなのだ。

愛しかない世界。
あとはそれを私がどう伝えていくか、それだけしかないんだ。

パワーが腹の底から湧き出る感じがして、すごく幸せな気持ちでいっぱいになった。


どんなことが起きても大丈夫。
私はいつもここから出発することができる。


私の中で何かが終わって、
何かがまた始まったような
そんな時間を過ごすことができた。


マサヤさん、いつもありがとう♡

脳みそ汁(脳みそのチーズ)とおにぎり🍙
味噌汁美味しかった〜❣️

過去に書いたヒライマサヤさんの記事も良かったらぜひ😍

前のnoteも🤭

貼りすぎ貼りすぎ😂

最後まで読んで頂きありがとうございます✨

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