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息子のこと

とても、繊細で賢くそしてひょうきんな息子が中学1年生のときにいじめにあい、不登校になった。

始めはわたしが受け入れることができず、
「なんで、、、なんでわたしの息子が…」と。
頑張って、学校に行かせようとしてみたり
夜、学校に連れて行ったり
夜、先生がうちに来たり

先が見えない日々は、本当に辛かった。

息子と話しても、平行線。
わたしの話はもちろん、ほかの人の話も響かない。すっかり心は閉ざされてしまった。

そんな中新学期になり、何日か行けるようになった。
喜んでいた矢先に、体育を見学しているときにほかの生徒の前で罵倒され、また振り出しに戻された。

ここから、更なる引きこもり生活がスタートした。あれから、5年間。ずっと部屋にいたんだ。

一時期は必要最低限の会話で、食事も部屋。
だんだんと話すようになり、リビングにいることも増えた。

振り出しに戻されたあと、なぜわたしが受け入れることが出来たのか。

それはある本を読んだからだった。
「発達障害に生まれて」
という小児科医の先生が書かれた本。

障害ではないけれど、親が受け入れることの難しさや、受け入れなければならない。
色々なことが、その時の状況?状態?にリンクし、仕事終わって家事をひと通りし、布団に入りながら読み泣いた日々でした。笑

ものすごく救われたし、今があるのは受け入れること。が出来たからだと思う。

わたしは、人前で泣くことも甘えることも出来ない可愛くない女。

自分だけでどうにかしなきゃと頑張り、初めて。
本当に初めて今の息子の姿を見て、自分を褒めてます、笑

文字にすると長い年月ではありましたが、そんな日もありました!

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