大学入ったし風呂も入った
突然ですが皆さん、日車寛見って知ってますか?
そう。呪術廻戦の日車寛見です。
かなり好きなキャラクターです。
皆さんは「日車の名シーン」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。
領域展開。反転術式。あるいは弁護士時代の過去回想を挙げる人もいるかもしれません。
ですが個人的にはこれに勝るものはないと思います。
こいつ、なんか風呂に入ってるんですよ。
服を着たまま。劇場の真ん中で。
そして、これが初登場のシーンなんです。作中屈指の常識人でありながら、作中屈指の非常識な登場をかましたのが彼です。
なんか理由は「最近色々とどうでもよくなった」かららしいです。
かなり理解不能なアンサーですが、本編を読めば納得がいくのでぜひ呪術廻戦読みましょうね。
さて、問題のこのシーンですが。
日車は虎杖に「服を着て風呂に入ったことはあるか?」と問い、虎杖は「ないな。」と返答しています。
ところが!
、、、私はあります。
順を追って説明しましょう。
まず、最近、大学の入学式がありました。
そして、私はスーツを着なければなりませんでした。
一応入学の記事なので簡単に入学式の感想を書いておきます。
私は地元から離れた場所に進学したため、親も友達もおらず、土地に縛られ続けている人々が楽しげに談笑しているのを横目に一人さびしく式場へ向かわねばなりませんでした。
式自体は楽しかったです。
そして桜舞い散る校内でみんなが写真撮影をしているのを横目にすごすご帰りました。写真取ってくれる人は居ないし、長い列に並んでまで入学式の立て看板と写真を撮るのも癪だったので、川や桜や一般通過おじいちゃんを撮っていました。
それと、多くの人は見事に大学デビューしていましたね。
チリチリだったり金髪だったり、緑のメッシュが入ってる人とか居ました。
頭は派手派手なのにみんな揃ってスーツ姿なのはすこしシュールで面白かったなと思います。
入学式後は各サークルの勧誘とか、バーベキューとか、ダンスや音楽の発表会をやってたらしいんですが、雰囲気に耐えかねて家に帰りました。
さすがにまずい気がするので一回くらいは新歓イベントに参加しようかなと検討しているところです。まじで友達は作っておかないと何かしらをミスって確実に留年する気がするので。
しかし、大事なのはその後、家に帰ってからの話です。
学内に残った新入生たちとは違って、私には時間があるので、マドレーヌを食べながらテレビを見たり絵を描いたりしてました(ん〜優雅)。
そして6時半ごろに夕飯をすませ、風呂にでも入ろうかな、と思い立ったとき、ハンガーに掛けたスーツが目に入りました。
確か、買ったときは二万数千円したスーツです。
しかし、親が言うには、「入学式で使ったスーツは就活をする頃にはサイズが合わなくなっているから着るのは基本的に入学式一回きり」と教えてくれました。
私の心が強く動きました。
、、、そんなことがあってたまるかよ!
入学式の一回しか着ない服に何万円も掛けるなんて馬鹿馬鹿しい。
このスーツ一式は、私が値段に見合った活用をしてやらなくちゃならないんだ!!!
(使命感めいたものが胸のうちに湧き上がる)
ちょうどその時、私の中の日車寛見が私に問いかけたのです。
日車「君は服を着て風呂に入ったことはあるか?」
私「、、、、ない、、、、。」
私「いや!、、、、ないなんて駄目だ!!」
これだ!と思いました。
そこからは早かったですね。
風呂をためて、壁のシャンプー台にスマホを置いて、スーツに着替え直して、わずか十数分で準備完了です。
今日初めて包装から出して着用したスーツ。
それらを身にまとったまま、カメラのタイマー機能を始動して、浴槽にダイブします。
まあ、日車のバスタブほど大きくないのでどうしても窮屈ではありますが、これで「服を着て風呂に入る」が達成されました。
これなら私のスーツも満足でしょう。
世の中の新入生が着たスーツは、その多くがその後二度と着られることなく廃棄されていきます。
その点、私のスーツは、風呂に入っています。
そのへんの雑魚スーツとは経験値に圧倒的な差があるのです。
これなら数万円の価値はゆうにあるといえるでしょう。
スーツに払った金額を無駄にせずに済んだ、というわけです。
これが事の顛末ですね。
今回の記事のメインです。
風呂上がり。
私はスーツで風呂に入るという目標を達成して、早速記事にしようとパソコンを立ち上げます。
しかし、ここで一抹の不安が私の脳裏をよぎりました。
「あれ。これってイキリ大学生じゃないの?」
新生活と春の陽気に浮かされて、自分を過信し、身の丈に合わない行動をとってしまう、イキリ大学生になってしまっているんじゃないのか、、、と。
もしそうだったとしたら大変なことです。まずい。
イキリ大学生は私が常日頃から最も嫌悪しているタイプの人種です。
もしも自分が気づかぬうちに彼らと同類になっていたとしたら大ショックです。もう新歓イベントなんか行ってる場合じゃありません。
私は「いつのまにかイキリ」の可能性にビクビクしながら、されど一縷の希望にすがるように、立ち上げたパソコンで「イキリ大学生」について調べます。複数のサイト等から「イキリ大学生」について言及している文章を多角的に見ることで、簡単な「イキリ大学生」の定義を定めようと考えました。
私が閲覧したサイトのいくつかをここに添付します。
イキリ大学生の特徴を8つ、具体的に挙げてくれています。比較的わかり易いサイトでした。
上のサイトに比べると具体性に欠けます。あと「きしょい」を連呼しすぎて若干きしょいです。しかし、厳しい言葉を使ってくれる、という点では良いサイトです。
文体の杜撰さから見るに私のこの記事とそう変わらないテンションで書いてるんじゃないかなと思います。
皆大好き知恵袋です。
ネットイキリがイキリ大学生を根限り罵倒しています。愚か。
タウンワークさんです。まさか求人情報だけでなくイキリ大学生の情報まで教えてくれるとは。利用者のアンケートに基づいて痛い行動や痛いアピールの例を紹介してくれています。
以上の記事から総合的に考えると、大学イキリの例として代表的なものは、、、
・酒イキリ、、、酒に強いことを自慢してくる
・タバコイキリ、、、喫煙を執拗にアピールしてくる
・男/女イキリ、、、性交渉や交際関係が多いことを自慢してくる
・ブランド物イキリ、、、ブランド商品を執拗に自慢してくる
・不良イキリ、、、不良であることを自慢してくる
その他「だるい」という口癖連呼や、実家が裕福であることや、出身高校の偏差値・スポーツ成績等を自慢してくる人、なども挙がっていました。
ざっと見た限りはこんな感じです。
スーツ着て風呂はいるやつは最高に痛いですが、上記のどれにも該当しません。
私の「大学イキリ」に対する認識が誤っていたのでしょう。
どうやら、大学入学を皮切りに「金」「性」「酒」「タバコ」等に溺れている生徒の事を指すみたいです。
服着て風呂に溺れている生徒は一般的な大学生ということですね。
よかったよかった。
その結果、安心してこの記事が執筆出来ているというわけです。
これから大学入学する皆さんや私と同じ世代の皆さんはぜひ入学式から帰ってきたらそのまま風呂に入ってみることをおすすめします。
思っていたより気持ちいいですよ。