見出し画像

外資系エンジニアリングマネージャーの仕事術(3) オフィスアワー

オフィスアワーは、私が大学中にある教授が設置していて印象に残っており、ある時思いついて自分の課で実施しているものだ。2021年の12月ごろから実施しているため、もう3年弱になるがそれなりに効果があるため続けている。以下に、オフィスアワーのポイントについて示す。

  • 週に2回、30分のカレンダーイベントをチームメンバー全員に送る

  • 参加自由とし、話したいときにフラッと参加できるようにする

  • 部屋も確保せず、オフィスの休憩コーナーのような場所を指定して待機

  • リモートからの参加も可とする

  • プライバシー確保のため、1人ずつの参加とする。必要に応じて個室に入る

毎回、1~2人の参加者があり、様々な話題が持ち込まれる。KPIの設定、プロジェクトの進め方に関する相談などの堅い話から、備品が足りない、PCの設定方法がわからないなどの軽い話まである。メンバーの結婚相談のようなことをしたこともある。最近では、私の業務指示のメールがわからず、行間も読めないので、意味を説明してくれと言いに来てくれた1年目のメンバーがいた。
オフィスアワーは1on1の補完的役割も果たすと考えている。別で述べた通り、中堅以上のメンバーは定期的な1on1を設定していない。このため1on1で話したいような内容をオンデマンドで持ち込める場として活用してもらっている。
また、オフィスアワーは「マネージャーはメンバーのために時間を確保している」ということを体現するためにも役に立っていると考えている。業務多忙でメンバーのために割く時間が無いと思っているマネージャーはオフィスアワーなど設定しないからだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?