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遠征録〜Perfume体験型展覧会〜

Perfumeの結成25周年を記念する展覧会が10月14日まで東京虎ノ門ヒルズで開かれており、長崎から何とか日程を調整し最終日に行ってきた。
感想は、結論から述べると「行ってよかった。」いや、むしろ逆に行かなかったら絶対に後悔していた。当初は「ディスコグラフィー」を見送り、夏に宮崎で開催されていた衣装展に行く予定だったが、大きい地震が来たため宮崎行きを断念したため今回の遠征はその代理だった。

「体験型」という言葉を謳っていたので、今回の展覧会の内容はライブで実際に使われている演出を「見て」「触れて」「聞いて」という「感覚」を直接体験できるものであった。普段の彼女らのライブに行くと「見て」「触れる」というのはもちろん体験できるが、「触れる」というのは私が知る限りでは初の試みではなかっただろうかと推察する。


会場に入ると真っ先にとびこんできたもの
PV作成の裏話のようなもの

Perfumeの楽曲の特徴はテクノポップ。謂わば人間とコンピュータが融合した一種の芸術作品なのである。画像2枚目の演出が楽曲のPVが作成されるまでの過程を表現した展示内容だったが、3人のダンスの動きが緻密に計算されており、「コンピュータシティ」の歌詞の一説にある「完璧な計算」とはまさにこのことだと実感した。よくよく考えてみると、「コンピュータシティ」って、PerfumeのPVの1本1本を伏線回収したまとめ的な曲なのではないかと解釈できる。

舞台装置の演出系統の展示がメインだったが「25周年ディスコグラフィー」ということもあり、「Perfumeの結成から現在に至るまでの社会背景からPerfumeそのものの歴史」という年表も展示されていた。それを見た時ふと思ったのが「結成当時、25年後に自分たちが25周年の展覧会をやるという展開になることを予想できていたのだろうか」ということである。

結成してから現在に至るまで、我々が知らない裏で3人で時に意見がぶつかりあったりしたことも当然あるはずだ。そんな中でもビジュアルを変えず、演出が神々しいながらも中身は「3人でキャキャピ」している、そのほのぼのとした空気を隠しきれてない。それがPerfumeの魅力なんだなと再認識した遠征であった。

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