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0.05%で感じたこと

社会人として迎える初めての週末。
休日という存在にこれほど嬉しさを感じたのはいつ以来だろうか。

休日を味わうかのように朝は二度寝、昼にも少し寝てしまった。
新しい生活で身体に疲れが溜まっていたのだろう。
午前中のうちに何か書こうと決めていたが、今すでに時計は5の針を指している。
平日であれば退社する時間、1日の振り返りをする時間だ。
今は休日だから1週間を振り返ろうと思う。


濃密な1週間だった。
月曜日には入社式、そして役員の方々を交えた懇親会。
そして朝から晩までの研修。
新しい人とたくさん出会い、新しいことをたくさん学んだ。
同期全員で受ける研修は、高校生の日々を思い出し懐かしい気分になる。

しかし、あの頃と違うこともある。
服装は、制服からスーツに変わった。
授業は、受験の基本を学ぶのではなく、社会人の基本を学ぶ。
自分の無知を痛感することも多く、正直気が滅入る場面もあった。


0.05%。
これは、1週間が40年のうちに占める割合だ。
つまり、社会人人生を40年と仮定すれば、この1週間は、社会人として過ごす時間の0.05%ということになる。

たった、0.05%だ。
42.195kmのフルマラソンであれば、21mほどしか進んでいない。
スタートのピストルが鳴り、1歩踏み出したくらいだろう。

社会人としての日々はまだ始まったばかりだ。(もしかすると、まだ始まってすらいないかもしれない)
まずは、自分の無知を受け入れる。持つに値しない誇りやプライドを捨て、何も知らない自分を受け入れる。
そして、次の0.05%を充実させるために全力を尽くす。
1ヶ月後、1年後、10年後に違いを生み出すために。


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