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テレワーク=不労所得?

小鳥のさえずりが聞こえる平日の朝。

時計の針は8時45分を指している。
「テレワーク」って知ってる?
家にいても労働と見なされる現象のことだよ。

新人の合同研修では、月に数回テレワークがある。
テレワークの頻度や実施方法は、会社によってまるっきり違う。
大学の友人は、研修自体がほとんどテレワークで行われるらしい。


わたしにとって、テレワークはご褒美のようなものだ。
毎日だと飽きてしまうが、たまにあると嬉しい。

テレワークの良いところは、何といっても通勤時間がゼロになることだ。
朝、時間に追われて準備する必要もなければ、満員電車のストレスを感じる必要もない。
「スーツに着替える」「PCを起動する」の2STEPで出社完了。
「PCをシャットダウンする」「部屋着に着替える」の2STEPで退社完了。
主婦が見る5分間の料理番組でも紹介できるほど簡単な工程である。
労働とプライベートの境界線が曖昧すぎて、錯覚を起こしてしまいそうだ。

テレワークだと遊びの誘惑が多く、集中できない人もいるかもしれない。
しかし、わたしはその逆だ。
慣れている場所での作業はストレスフリー。
だから、1人で取り組める作業であれば家の方が集中できる。むしろ生産性が上がると心の底から信じている。

一方、「テレワーク」と「他人の力が必要な作業」の相性はめっぽう悪い。
不明点を聞くためだけにPCを開いて上司にメッセージを送る、という作業はシンプルに面倒。そのうえ口頭よりも正しく伝えるのが難しい。

また、チームでやる作業であれば、監視の目がないためにさぼってしまう。
わたしは、「誰かがやってくれそうだな」と思った途端、一気に腰が重くなるタイプだ。不労所得を虎視眈々と狙っているわたしは、さぼれる部分は漏れなくさぼってしまう。
こんな人間5人がチームになった場合、テレワークを何日間しても一向にタスクは進まないだろう。


わたしにとって、テレワークはご褒美のようなものだ。
毎日だと飽きてしまうが、たまにあると嬉しい。

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