麻雀戦術編②

前回は気をつける仕掛けを4つご紹介しましたがそれを踏まえて今日は押し引きについてのお話です。
私の戦術は基本的な事ばかりですが、根本的な考え方が「こっちがミス無くやれば周りはミスるから結果的に勝つ」っていうものなので基本を大事にということでよろしくお願いします!

押し引きは3つの視点から判断します。

①パッと見の自分の手牌
当然これが基本になります。何が良い手牌で何がダメな手牌とかまでは説明難しいですが、そこは長年の経験でお願いします!これに関しては考えない人いないのでサラッと流します。

②巡目
これはものすごく大事です。例えば平和ドラ1の両面×2のイーシャンテンでも4巡目なのか10巡目なのかで全く価値が違いますし、リーチを受けて無筋を勝負するしないも巡目はかなり考慮されます。
巡目が早い→自分があがる確率が高い、逆に安全牌は少ないので降り切るのは難しい
巡目が遅い→自分があがる確率が下がっている、逆に安全牌は増えてきている
となるので自分の手牌ばかり見ずに巡目がどうなってるかというのは常に意識しましょう。押しすぎも良くないですが、早い巡目から降り出すのも苦しくなるのでその辺も注意して下さい。
あとはリーチなどを受ける前からある程度の巡目になると降りる準備を進めましょう。

9巡目 ドラ5s
11257m368p34688s ツモ西
この手牌から西のツモ切りは×。これが1巡目なら西切りで良いと思いますが9巡目のこのドラ無しサンシャンテンはキツくて、この手牌であがれないのは仕方ないですが将来この手牌で手詰まりして放銃は大きなミスと言えます。ましてや前回紹介した4つに放銃は絶対あかん。なので危険が迫る前からあがれない手牌は見切りをつけて放銃しないように気をつけましょう。ただ逆に言うとこういう手牌でしっかりミス無く降りれるかというのは成績を大きく分けるポイントでもあります。
なので巡目毎に今しなければならない事を常に意識していきましょう!

③点数状況
コレは平均着順に直結するポイントです。南場に入ると自分の着順と点数状況によって手組みも押していく巡目も変わってきますし、リーチ判断も変わってきます。特にトップ目の時は大切で自分の手牌を深追いして放銃するとトップ率が下がるけど降りてばかりもいられない、どこになら最悪放銃しても良いとか、多少リスクを背負ってでも形テンとるのかベタベタに降りるのかなど考える事が多くなります。形テンは他家と3000or4000点変わるので終盤のその点数はかなり大きく無視出来ません。なのでベタ降りが必ずしも正しいとも言えません。
点数状況による判断は難しいですが、一つの指針として「ラス前までトップ目なら2着終了は◯」という心構えでいると平均着順は安定します。ラス前トップ目でも毎回トップを取るのは無理です。ここでトップしか視野に無くて無茶をすると3や4着にもなりかねません。トップは勿論狙うけど何かあったら2着でもOKぐらいでいると大負けする事は減るので参考にしてみてください!

フリーだと②と③の両方を考えながら押し引きしている人は体感で全体の50%もいないので、考えるだけでも大きなアドバンテージになります!
自分がラス目でも上がミスして自分が3着になるとかもあるので広い視野と心で押し引きしていきましょう!




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