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86.民藝品のお話を聞く素晴らしい機会を頂きました

おはようございます。今日もこの記事をお読みいただきありがとうございます。

『民芸品』…民衆生活の中から生まれ、日常的に使われる地域独特の手工芸品のこと。手仕事逸品もの

辞書を引くとこういう説明です。


昨日、ここ倉敷にある日本最古の民設天文台「倉敷天文台」で開催されたイベントに参加しました。

そこでお話を頂いたのは

融(とをる)民藝店のオーナー 山本尚意さん。

もともと写真家だった山本さん、東日本大震災を
きっかけに岡山に移住。そして民藝品と出会い2年前にこのお店を承継されたそうです。

民藝品(品)を語ると何時間あっても足りないとのことでしたが、ギュギュっと要約して説明して下さいました。

『例えば湯呑みで言えば…握り心地、重み、口当た
 りなどから感じる安心感ですかね』と。

  一言でいえば『ホッ』でしょうか。

  なるほど🧐


日常の中で渦を巻いてるコスパやダイパみたいな風潮と真逆の世界。


その背景にあるストーリーとしてお話頂いた。


倉敷では100年ほど前、実業家である大原孫三郎氏が現在のクラボウやクラレを全国規模の会社に発展させ、県外に工場を作り、社宅を整備した。

故郷を離れた婦人方の不安を拭うために、社宅の端々に用意したのは岡山民藝品の数々。

それをみて、故郷の雰囲気を思い出し、安心感を
感じてもらえるように準備されたそうです。


ただの嗜好品というだけではなく、そういった安心感や優しさ、ほっとした心持ちを保つパワーアイテムなんですね。

そういう歴史やストーリーを知ると、ググッと親しみが湧き、色々と見てみたいなと思いました。


また、こういう話が、ここ倉敷では数多く定期的に聞ける場所があります。この街の素晴らしさ、市民活動の有意義さを改めて感じた良い夜になりました。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

[ASTRO Bar Special Live]
 3週間ピッチで開催されるトークセッション
 @倉敷天文台
 23もの新星を発見した天文家本田實氏にちなみ、 
 ここ倉敷の星(これから輝く人物)に光を当てる
 市民活動


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