外側から内側の自分へ 「ザ・メンタルモデル」を読んで
こんにちは。ゆうじです。
前回述べた「自然経営」の本の中で紹介されている「ザ・メンタルモデル」を読んで、私なりにまとめてみました。
以前の私は、
「お金を稼いだもんが勝ち、トップに上り詰めるのが正解。世の中きれいごとだけじゃ生きていけない。気合と根性でやってやろう!!」
みたいなマインドでした。
ある段階で、
「このまま仮にトップに上り詰めたとして、何があるんだろう。お金を稼いでその先に何があるんだろう。上を見たらきりがない。他人と比べることに意味がない」
ということに気づきました。
外側の世界に正解はなく、自分の内側にしか正解はないのです。
本書は「メンタルモデル」や「人間の意識の発達段階モデル(本書ではライフ・タペストリーと述べられています)」について書かれています。
外側から内側の自分に向き合いだしている方。
あるいは、なんか最近上手くいかないなーとか、漠然と不安があったり、
身の回りで大変な出来事が起こったりした場合、自分の転換期である場合があります。
そんな転換期の方にお勧めです😊
メンタルモデル
A 価値なし
自分には価値が無い→価値を認めてもらうために頑張る。
※企業戦士タイプ。コミットし達成する能力が高い人が多い。
B 愛なし
自分は愛されていない→人に与える事で安心する。
※自己犠牲的な愛が多い。
C ひとりぼっち
所詮自分はひとりぼっちだ→一匹狼。来るもの拒まず、去るもの追わず。
※他人の目を気にしない。社長タイプ。個性的。
D 欠陥欠損
私には何かが欠けている→不安からの行動。人の役に立とうとする。
※周りに気を使う。自分を責める傾向がある。
誰しもが上記の4つの心の痛みを少なからず持ち合わせているようです。
幼少期の経験から、痛みからの回避や克服の行動として、A~Dのメンタル
モデルのどれかに属するようになるとのことです。
※ちなみに、私は「C ひとりぼっち」のような気がします。誰しもがどの要素も少しずつ持っていますし、例として挙げられている典型的なタイプは少数派だと思いますので、どちらかといえばみたいな感じです。
そして、自分の意識が分離から統合していく成長の過程を段階的に分けると以下のようになります。
ライフ・タペストリー
①適合期
ここにとどまる人が大多数。痛みに対して回避や克服をし、外側の世界に適合していく時期。何かが「ない」というものをひたすら追い求めたりそこから逃げたりします。
↓
②直面期
①で頑張って得ようとしたものが、実は自分では望んでいないという事に直面します。
これ以上頑張っても限界。
周りで大変なことが起こったり、人間関係が壊れたりします。
内側の世界に意識が向き、自分自身を見つめなおす。
↓
③自己統合期
外側に求めていて自分の中に「ない」と思ったことが、実は自分の中に
「ある」ことに気づく。メンタルモデルごとに自分の内側にあるものを思い出す。
↓
④体現期
自分の内側に世界ができ、外側ににじみ出るようになります。
この段階になると、周りの人が変わったことに気づき、またその世界観を他人が感じることができ、同じ波長の人を引き付けたりするんじゃないかと思います。
↓
⑤自己表現期
自分のミッションに目覚め、周囲や世界の進化を助けていく。
①の適合期はほんとに長いです。①のまま一生を終える人もいると思います。
私自身は③と④の間なのかなーとも思っていますが、そうは言っても①の側面がゼロかと言ったらそうではないと思います。
たまたま②や③に気づいただけで、その人のタイミングがあると思います。
早い遅いで優劣はありませんよね😊
まとめ
自分の中に迷いが生じたとき、自分がどこにいるのかわからなくなったろき、どこのフェーズにいるかを確認することで、すっきりする事もあると思います。
なかなかここまで精神世界を分析している本は無いと思いますので、一旦自分を見つめなおしてスタートするのに良い本だと思います。
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