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ケーキの切れない非行少年たち

最近読んだ本の中で結構印象的だった「ケーキの切れない非行少年たち」
思い返してみれば、誇れることではないけど、身近にも飛行に手を染めてしまった人もいたなと思いながら読みました。

その中でも印象的だったのが、彼らは「歪んだ角度で物事を見ている」ということ
最近そういう若者が増えてきているのをネットを見ていると感じます。

人の喜ばしいことを妬ましいと感じ、歪んだ角度から攻撃している人をよく見ると、通常の精神ではない気がします。
そして素敵なことを素敵なこととして捉えらず批判をしているのに、自分のことは認めてもらいたい。という姿がよく見受けられます

飛行に手を染めてしまった人たちにも根底にある強い思いは
「人から認められたい」「人から頼りにされたい」

コンプレックスを抱え、それを自分は劣っていると思ってしまう時期は誰にでもあることだとは思いますが
社会に出て関わっていく人を自分で選べる環境になっても承認欲求が満たされていない若者や、満たし方を間違えている人がとても多く
最悪の場合は、飛行に手を染めてしまう若者も今後増えていくような気がしています。

私自身も満たし方を間違えている時期や、人の生活が羨ましいと思っていた時もありましたが、その時代にSNSがこんなにも手に取るように人の生活がわかるほど発展していなかったのが本当に救いです。

もちろん強い精神力があることに越したことはないけれど
1番大事なのは今自分の周りにいる人たちが自分の鏡であるということだと個人的には思います。

そして私のターニングポイントでもあった尊敬する大人に出会うこと
その人の考え方が世の中の考え方と合っているかは、自分の経験値で自分で見極めるしかないですが。

もちろん飛行は良くないことですが、” 常識の範囲内で ”たくさん空回りするのもいろいろな知識をつけて見極めの材料である経験になると思えば悪くないと私は思います。


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