見出し画像

生きるだけでお金がかかる

 5月26日。A銀行のATMからお金を引き出し、それをそのままB銀行の口座に預け入れるという謎の行動をとった。
 これは4月の転職に伴い給料の振込口座が変わったことが関係している。前職の給料はB銀行に振り込まれ、家賃や光熱費など固定支出の多くは同じくB銀行からの自動引き落としにしているのだが、4月以降の給料はA銀行に振り込まれるようになった為、B銀行から引き落とされる分だけ残高を移動する作業が必要になったのだ(全ての支出の引き落とし口座をA銀行に変更すれば良いだけの話なのだが、手続きが面倒なので……)。

 ではいくら移動したかというと……予備も加算した上で62,000円である。

 内訳はこんな感じである。

◎家賃+クレジット支払額=37,766円(諸事情により個別には書けません)
◎電気=6,737円
◎ガス=7,139円
◎水道=3,148円
◎携帯電話=6,154円
=================
◎合計=60,944円

 この書き方だと家賃が安いように見えるし、実際安いのだが、この他にも決して安くない固定支出が存在するので合計は6万どころでは済んでいない(固定支出全体では更に数万プラス)。

 上記の中で最も納得いかないのはガス代である。プロパンガスなので都市ガスの倍レベルの高額になっているが、都市かプロパンかは物件毎に決められており、住人は選べないのである。

 ***

 生きるだけでお金がかかる。5月は他にもスーツの予備とワイシャツ2枚をメルカリで購入し、それだけで5,000円が飛んだ。スーツをクリーニングに2回出すだけでも3,180円。どうせ職場で制服に着替えるのに、スーツ出勤が義務化されているだけで余計な出費がかさむ。
 また、5月24日は研修後に30代中途組の飲み会があり、楽しかったのは確かだが、少しリッチなバーとカラオケとクライナー箱買い(?)で、ほぼ割り勘しても一人当たり1万数千円だった。

クライナーの参考画像。20mlの小さな酒瓶。1箱(約4,000円)をカラオケに持ち込み、4人で完飲。更に1箱買い足し完飲。これが大人の付き合い(?)

 これらの出費は予想できていたこともあり(いや飲み会は想定以上だったが)、映画『トラペジウム』や『からかい上手の高木さん』実写版を観に行くことを諦め(永野芽郁ちゃん……)、『ウマ娘』劇場版もまだ観ていない(5月の出費には入れたくなかった)。生きるための出費を優先し、娯楽を我慢する生活を強いられる。それが一人暮らしというものだ。実家暮らしは人間関係など辛い部分も多々あるだろうが、金銭面では大きく恵まれていることを忘れてはならない。


 ***


 以上を踏まえた上で本題に入る(今更?)。

 仕事が嫌だ。38歳の転職でもう後が無いと言うのに、この期に及んで職場に行く足取りを重く感じている。

 土曜に謎の勘違いによるミスを犯し、日曜にも重大なミスを犯し、昨日は初期に教わる簡単な作業を「やったことないんですか?」と言われてしまった。多忙で他の作業に追われ、やる暇が無かっただけなのに。たった1~2分放置しただけで「やったことないんですか?」と勘違いされる。イレギュラーの可能性を懸念し、念のため確認の質問をしただけで「当たり前でしょ」みたいに言われる。上司や先輩は私の表面的な部分しか見てくれない。心の奥底まで探ろうとはしない。ミス一つ取っても私なりの意図や考えがあって行動した結果なのだが、意図までは聞いてくれないし自分から話すと言い訳になってしまう。結果が全てと言えばそれまでだが、都合の良い時だけ過程を批判するのだから矛盾している。

 4月入社、特に新卒組が既に数名辞めたらしい。そりゃそうだ。社会人経験16年で数々の歴戦をくぐり抜けて来た私ですら今の環境を辛いと思っているのだから。ブルースカイでの日記を半月も放置していたのは嫌なことを思い出したくなかったからなのだろう。仕事なんて、お金のためでしか無いのかもしれない。生きるだけで出費がかさむ。それを仕事による収入で補っていくしかない。そう割り切れる人が続けていける世界。

 今日もこの後、重い足取りで職場に向かう。明日は久々の休日だが、コインランドリーに行って散髪もして、結局生きるだけでお金がかかるんだよな……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?