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#2 理学療法士さんとの出会い

入院直後はぐてんぐてんで、そんな私の周りに
理学療法士(PT)下肢担当
作業療法士(OT)上肢担当
言語聴覚療法士(ST)言語、聴覚、発音、認知、顔の筋肉の強化
さん達が集まって
退院時は車椅子で帰れるだろう、などとリハビリの方針?今後の話をしているのを息子(うちの長男)が聞いていて、
先ほどまでおかんは助かるのか?
何とか命は助かった。と、まだ呆然としていた状態で、そんな先の話は受け入れなくて「やめてくれ!」と言いそうになったらしい。

*ぐてんぐてんとは、後にリハビリ中に大好きなOTさんに最初の私って、どんな状態やったん?と聞いたら、ぐてんぐてんでしたよと言われた。

PT、OTさんは痛みや感覚が有るか来るたびに「これは解りますか?痛いですか?」とボールペンなどを使って負荷をかけてくる。麻痺は有っても幸いなことに痛みや感触はあった。

私:解る!解る!痛い!痛いって!

と毎回訴えてるのに、痛みがあることが喜ばしいことなのか何度も確認してくる。

この時はまだ、ICUでリハビリ病棟に昇格するのはまだ先だ。
ただ、眠くて仕方なかった。
が、眠るのは許されず立たされた。
6ヶ月の入院は回復期で、出血で壊死した脳は運動を司るとこだったらしくて失った機能をリハビリで他の脳が受け継いで命令をしてくれるようになるらしい。


普通に動けてたのは、当たり前ではなくて、奇跡だったのだ☆☆☆と
失ってから思った。
ガラケー時代は、左手でポチポチしてたし
役に立つ左手やったな~と硬直してる今の手を見つめていた。


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