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ドル円値動き考察22 ~さよなら140円~

とんでも相場が続きます。

全体的な相場解説はインフルエンサーにおまかせして、さっそく結論です。

ドル円は137円を目指しているように見えます。


解説 ↓

今はボラティリティが激しいですが意外と単純な値動きをしています。

前回考察21で見たように、いったんはドルは買われた後、同じ規模で売られる傾向を指摘しました。

これはチャート期間の大小を問わず、その傾向が見て取れます。


↓ 円キャリーのはじまった22年3月から現在までのチャートです。

ドル円 日足




➀  22年3/7から買われ始めたドル円は 114.82~131.35円 まで上昇します。
     
➁  いったんは調整されるも、5/30から再び買いが入り139.39円 まで上昇。

③  同様に8/2から買われ始めて10/21の高値151.94円 で円安は止まりました。

ドル円 日足 (22年3~)

この時 ③ドル円の下落値幅が 151.946~127.220円 です。



この年から為替介入が行われ、キャリートレードに歯止めが掛けられます。

上昇の角度が鈍化して、買いトレードの速度がやや緩やかになります。

チャート上で確認すると、23年からのドル買いは、その年で完結せずに

24年現在までトリプルトップを形成しながら、継続されていた事がうかがえます。



Ⅰ  23年1/16からの買い、6/30 145.07円 まで。

Ⅱ  7/14からの買い、11/13 151.91円 まで。

Ⅲ  23年12/28からの買い、24年7/3 161.95円 まで。

ドル円 日足 (23年1月~)

Ⅲ 現在(9/6)までのドル円の下落値幅が 161.950~141.768円 です。


上記の値幅の差を差引すると、

151.946 - 127.220 = 24.786円

161.950 - 141.768 = 20.182円



ですが!

先ほど見た日足チャートから、22年の下落を示す矢印を、そっくりそのまま
24年にあてはめると、その先には 9/20日銀会合。

また、➀と共通する Ⅰ の下落サポートを ぴたりと示しています。
( ドル円 レートにして 137.20円 付近)

つまり、円キャリーはがむしゃらにドルを買っていたわけではなく、

どこか、さだまった値幅を狙ったドル買いだった、ようにも見えます。


わかりやすく、このサポートを差引しなおすと、

151.946 - 127.220 = 24.786円

161.950 - 137.200 = 24.750円


となります。

偶然そうなった、それでも良いのかも知れません。




最後に、今後の展望を少し考えてみます。


9/6 雇用統計で141.76円まで売られたドル円は、いったん買い戻されると見ています。

これは 8/5からの買いがスクエアしているため、少なくとも145円付近の円安は一度あり得るのではないでしょうか。

しかしながら、チャートに正円で示した過去3年の 円転相場の買い戻しの傾向から、

2024年は 8月中旬を過ぎてもドルが買われていないこと、

FOMC利下げ、

日銀の利上げの思惑を考慮すれば、


年内は、137.20円 を直近サポートとして、ここまで積みあがった

ドル買い未解消ポジの反落には警戒しておいて損はないように思います。

(2024 9/8 00:05時点)

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