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子どもについたウソ

ニュースでも話題になっていたが、今年はアデノウイルスが流行っているようだ。
アデノウイルスは子どもがかかりやすい風邪の一種である。

先々週は長男、先週は次男がアデノウイルスで幼稚園を休んでいた。

二人とも多少の熱があったがいつもの風邪に比べると元気でこの2週間は思いがけず子どもとの2人時間を過ごせた。
その反面、一人時間がかかせない私にとっては多少のストレスを感じる2週間だった。

次男のこと。
まだ3歳になったばかりでお昼寝が必要なので、昼ごはんを食べたあと2階の寝室へ連れていった。寝室で少し遊んでいるとポストに郵便物が投函される音がした。

次男は私を見て「おばけかな?」と言って目を丸くした。意地悪な私は「そうかもね」と笑っていた。

その後もなかなか寝ようとせず、私が横になっていると次男が「下(リビング)へ行きたい」と言ってきた。
私は妊娠9ヶ月になり、お腹も張っていてあまり動きたくなかったので「ママお腹いたいいたいだからちょっと寝させて。」と説得したが聞いてもらえず。思わず「下におばけいるかもよ?ここで静かに寝てたらいなくなるかもよ。」とさらっとウソをついた。
その言葉を信じたいのか、次男は静かに横になりその後すぐに寝た。

子どもにウソをつくと信用してもらえなくなると思っているので日頃から気を付けているが、困った時はいつも流暢にウソをついてしまう。

ウソをつく相手が大人だと頭で何度もシミュレーションしたりドキドキするのに子どもが相手だと息を吐くかのようにウソがでる。

おばけなんて子どもにとっては恐怖でしかないのに「おばけがいるかも」と言ってしまったことに少し罪悪感を覚えた。

また5歳の長男は親の会話を聞いて、伝えていないはずの予防接種の日を把握していた。子どもは感が鋭くてびっくりさせられるのでいずれウソにも気づいてしまうだろう。

子ども達は5歳と3歳で本当に手がかかる。なるべく説得したりわかってもらえる努力は必要だと思うが、時にはウソとの共存が必要だ。(私に余裕がない時は特に)

ウソを使わないためには時間と心の余裕が必要なことはよくわかっているがなかなか実行出来ずにいる。
自分が心の余裕を持ち、徐々にウソの割合を減らして信用できる親子関係を作っていきたい。

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