エネチェンジのこれから

こんばんは。まさかまさかのエネチェンジに無限定適正意見で有価証券報告書が提出されました。もはや、日本の監査にはなにも期待できないことがわかりました。

それはさておき、エネチェンジの業績も分かったので、考察してみたいと思います。
売上 前期37億 当期44億
売上増加理由 pf6.7億増 データ2800万増、ev5000万減

粗利益 前期29億 当期33億
経常損失 前期11億 当期24億

まさかのev事業が台数増えたにも関わらず減収となりました。これは減損損失を考える上で大変重要な要素です。つまり、投資しても他の収益をくいつぶす需要しかないのでは?と考えてしまいます。コロナが落ちつき、ev台数は微増してるにも関わらずということです。
つまり自分が主張していた普通充電器の需要は限定的という論理が肯定されました。

また、プラットフォーム事業は売上、利益率ともに改善ですが、燃料費調整等もあり、今後はどうなるかわかりません。現にエネチェンジ限定特典をうちだす新電力はわずかとなり、自社hpから申し込んだ方がお得なキャンペーンをやっているので、遅かれ早かれというビジネスでしょう。

データ事業は、あまり変動ないので割愛します。

その上で、減損損失や調査引当金もあり50億近い純損失、15億近い債務超過となりました。

jicから40億増資を受けてるので債務超過はとりあえず問題ないのですが、同じようなビジネスでは毎年24億の赤字が発生することに対してメスをいれなければなりません。そのためには、ev事業の売却がらなにより重要です。

しかしながら大赤字事業なので、資産評価は備忘価格、事業価値は一億程度でしょう。もっとやすいかもしれませんが。そうなると、残りのev資産も減損なり、売却損、従業員解雇費用もあるので、また債務超過は避けられません。

となると、とりあえずmscbやワラントで債務超過を埋めないかぎり新たな投資は呼び込めません。もちろん、jicから新株発行無効の訴えや証券損失訴訟もリスクとしてあり、発生すれば、資金ショートです。

つまり、上場維持したからとはいえ、いつ株価がまた暴落するイベントがきてもおかしくありません。入るならヒットアンドアウェイを徹底してください。くれぐれも持ち越しは危険すぎます。

終わり

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