pbrという無価値な指標

みなさん、こんにちわ。

東証がpbr1倍未満の株価などおかしい。積極的な増配や自己株買いをしろ、みたいなアホな発表をしてから、バリュー株に人気が集中してしまい、いまや東証のほとんどのバリュー株はオーバーバリューとなっています。

さて、ではpbrとはなんなのでしょうか?
株価に対して、一株あたり純資産が何倍かがpbrなのですが、純資産の相手となる対象と、
解散することがあるのかに純資産には意味があるのです。

借金大量、現預金がわずかしかないバリュー株の純資産の相手方は、借金でとられたあとの残りである、無形資産やのれんしかありません。
これらには、実質の売却価値は0に近いため、本来の純資産価値(精算価値)は0です。ただ、簿記として記録上帳簿価額があるだけです。そんな株はpbrが0.2とかでも妥当なのです。だって、解散価値がないんですから。

一方で、ベンチャーなど、無借金経営は、純資産の5割以上が現金だったりします。
そして、それは少額であり、psrやperで評価されるため、pbrが40倍とかでも全然妥当です。
だって、そんな少額の純資産の何倍も稼ぐことが期待されてるわけですから。

なにがいいたいかというと、解散がきまっている株式以外で、pbr議論など全くの無駄であり、pbrで株価が低いなどかたる人間は企業価値評価を全く理解してないど素人なのです。

企業価値評価は期待配当利回りしかありえないんです。それ以外に判断価値はありません。売上が増えても将来配当が増えないなら無価値なんです。

ぜひその視点で、投資判断をお願いしたいと思います。

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