キング・ザ・ランド

KING THE LAND

当初想像していたよりも遥かに甘々なラブストーリーで、超絶甘々シーンは美しかったし、癒されたけど、それよりもふとした仕草や表情、甘々に至るまでのシーン、言葉選びが素敵で心を奪われるドラマだったなって思う。

例えば、こんな感じ。


ep.7
“ Don’t tell me you’re feeling jealous right now. “
「まさか今 嫉妬してるとか?」
“ Are you sure? “
「違うのか?」
“ All right. I’ll play along. “
「分かった そういうことにしよう」

チョン・サランになかなか振り向いてもらえないク・ウォンが、彼女の気持ちを確信したシーン。一気に余裕の表情を見せるク・ウォンと、戸惑うチョン・サランの掛け合い。ク・ウォンのチョン・サランへ向けられる目線は愛に溢れすぎているし、チョン・サランも自分の気持ちを隠せていない。このあと、家の周りを何周も散歩するわけだが、バイクを避けた時に眉をくっと上げるク・ウォンの表情が、これまたチョン・サランへの愛に溢れすぎている。


ep.9
“ I don’t think you understood me. “
「話が通じてない気がします」

お互いの想いを確認してから初めての出勤のシーン。幸せを隠しきれないチョン・サランが猛烈に可愛い。意外にも彼女はデレ強めタイプなのでここから先甘々バカップルぶりを何度も拝見することになるが、中でもこの笑顔と「カッコいい 今日も頑張れそう」(” He’s so cool. I’m going to work hard today! “)のチョン・サランのきゃぴきゃぴぶりがいちばん好きかもしれない。


ep.13
“ I’m hungry. Let’s eat. “
「おなかすいた 食事しよう」

母が自分の元を去ったことの経緯を知ったク・ウォンが涙を溜めながらチョン・サランに電話するこのシーン。このタイミングでは、視聴者にその内容は明かされなかったが、ク・ウォンにとっては苦しい真実で、でもそんな彼も今は真実の愛を知っていて、チョン・サランに「あいたい」ではなく、泣くのを我慢しながら「おなかすいた」と言うんですよ…。


ep.16
“ Let me ask you one too. “
“ Don’t. “
“ Don’t live such a lonely life anymore. “
「僕も頼みがある」
「やめて」
「寂しく生きるな」

もともと帰国してホテルで働くことを望んだのも母の真実を知るためだったのだから、ク・ウォンがホテルのトップに立つつもりがなかったのは本当で、仲は良くなかったけど、姉のク・ファランと対立したくなかったのも本当。愛を拒絶する姉に「寂しく生きるな」と言葉を選ぶこのシーンこそ、彼の真っ直ぐさが一番が表れていたシーンだと思う。


“ I still have to pass the most important interview. “
「一番大事な最終面接を」

わりとベタなシーンではあるが、ドローンを使って盛大にプロポーズしようと計画していたところからのこのプロポーズは最高としか言いようがない。ドローンの華やかさもチョン・サランはきっと喜んでくれたけど、海辺で、黄色い花に囲まれて「一生一緒にいたい」(” I want to be with you forever. “)は最高だろ。


他にも、一緒にテーブルクロスをかけるシーンとか、神社での「賢く振る舞いましたね」とか、好きはいろいろある。

韓国ドラマにハマり出したのがちょうど1年前。少女時代は辛うじて知っているけど、2PMは” ああ、お名前は存じ上げおります “くらいで。でも主演2人がトップアイドルのラブコメにこのタイミングに出逢えことはラッキーで、運命的で、また楽しみが減ってしまった。


番外編1)ep.8 “ Do I have Permission? “
言わずもがな、スプリンクラーに打たれるという笑撃展開を黙らせる美しいシーンで唯一放たれた言葉。韓国語はまったく分からないので、和訳がないとさっぱり分からないのだが、ここは英訳の方が良いという感想を見た。なるほど和訳(「許してくれ 君を…」)だと問いかけではなかったが、これは「キスしてもいい?」の世界最高峰。これ以降、好きなシーンは英訳もチェックするようになった。ちなみに、上述ep.16の「寂しく生きるな」は(韓国語のニュアンスは分からないけれど)和訳の方が好きかな。


番外編2)ep.16 結婚式
とっても素敵なシーンだったのは間違いないのだが、ここで流れるのがConfess To Youだったことが素敵さを倍増させたと思う。はつらつ明るいYellow Lightでもなく、あの美しいスプリンクラーシーンを生み出したYou Are Myでもなく、幸せが詰まったEvery Day With Youでもなく、Confess To Youなのです。優勝です。

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