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人生観と科学_もの食う人びと【読書メモ】

人生観と科学がごっちゃに語られる。このあたりでは皆そうだ。私にもその傾向がある。諦めで疑いを乗りきる。今日の日をそうしてつなぐ。そのような生き方もある。けれど、私には結局割り切れなくて、火のような酒で喉を焼く。

もの食う人びと_辺見庸


チョルノービリの近くで生活している、右腕が時々握手も辛いほどしびれている老婆による「年のせいか放射能のせいか、神様にしかわからないね」という言葉に続く一文です。

福島原発事故も「人生観と科学がごっちゃに語られる」ことが多いと感じます。

最近だと、登校中の小学生が暑いのを我慢してマスクをしているのを見かけたときにも(あごマスクしていたので)、そう感じました。

理系離れが起きているといわれますが、ものごとを見極めるために、もっと科学の教育が必要だと思います。

感覚だけで必要以上に怖がることはあまり良い結果を生みません。科学的な知識を蓄えて、きちんと恐れて、きちんと対策をとることが建設的だと思います。



#読書メモ


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