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MCU映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』

 11/21(月)映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」を見てきました。

 ブラックパンサー単体としては2作目の映画。1作目で主役を演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年に癌で亡くなってしまいました。この映画はチャドウィック・ボーズマンへの追悼映画のようになっています。映画の中でもブラックパンサーは亡くなり、ワカンダは悲しみにくれます。世界はワカンダのヴィブラニウムを欲しますが、ワカンダはそれを拒みます。時期を同じくしてネイモア率いる海底王国がワカンダに攻め入ろうとします。

 前作でハート形ハーブをキルモンガーが全部燃やしやがったので、新しいブラパンを生み出せなくなっていました。私はよく知らずなんか特殊な植物としか考えてなかったのですが、あのハーブはヴィブラニウムの力を体に取り込める植物だったようで、そのためブラパンは超人的な力を発揮できるようです。ご想像通りシュリが新ブラパンになるわけですが、女性型ブラパンもかっこいいですね。他のMCU映画同様、この映画もCGが大量に使用されており、船上での戦いのシーンなどは圧巻です。最後のブラパンvsネイモアのシーンなど、なんでわざわざそこでCG使うん?というところもありましたが。。。

 実際の俳優の死と映画の中でのブラパンの死、1作目から共演し撮影でも私生活でも交流があったであろう他の出演者はおそらくチャドへの涙を映画の中で流していたでしょう。私も何度か涙が出てしまうシーンがいくつかありました。主役が亡くなってしまうという悲しい事件を上手くストーリーに織り込んでいる映画だと思います。

 元々、ブラパンはアフリカ系黒人が多く出演する映画ですが、今回敵役となるネイモア達はヒスパニック系の俳優が演じています。原作のネイモアはいかにも白人ぽい見た目ですが、ポリコレに配慮しているのかな~と思いました。ポリコレに配慮しすぎておかしなことになっている作品は時々目に付きますが、この映画は上手く作っていてマヤ神話とも絡めて面白い話になっています。

 今後新しいブラパンやワカンダのキャラクターがどうMCUに絡んでくるのか、非常に楽しみです!

 ところで映画の前に「アントマン:クアントマニア」の予告編が流れていましたが、次作についに征服者カーンが登場ですね!サノスに代わり、マルチバースフェーズのメインの敵役になるそうなので、どのようなキャラクターとなるか、こちらも楽しみです。

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