エッセイのようなもの「バレンタインデー」
「とおちゃん、バレンタインデーって、なあに?」
「女の子が、好きな男の子に愛の告白で、チョコレートを贈るんだよ。」
「とおちゃんはもらったの?」
「ああ、高校三年生の時だよ。」
「だれからもらったの?」
「おまえのおかあちゃんからだよ。」
「ぼくにもだれかからもらえるの?」
「おまえはまだ小学1年だから無理だな。」
「え〜ん😭」
「そうだ、いいことがあるぞ、隣の専業主婦さんのところに行くんだ。専業主婦さんはタダでイラスト配っている気前のいい人だから、きっとチョコもらえるぞ。」
「わかった。いってくるね。」
「どうだった?」
「チョコレートもらってきたよ。」
「で、専業主婦さん、なんて言ってたんだ。?」
「義理チョコだって。」
おしまい