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小説でもなく、エッセイでもなく、雑談:ドイツワイン「マドンナ」


古谷三敏のコミックからである。
著書名は忘れた。

ワインで有名なのは、フランスのボルドー地方であることは常識である。

しかし、ドイツにも有名なワインがたくさんある。

そして、フランスは戦勝国なので、ワインの価格は高い。

それに反して、ドイツは敗戦国なので、ワイン価格が極めて安い。

敗戦国は、ワインに限らず、何でも安くしないと売れない。

第二次世界大戦の影響が、こんなところにも出ているのであろうか?
この理屈が、正しいかどうかは別として、雑学としては
面白い。


数あるドイツワインの中で、
安くて美味いものに
「マドンナ」があるという。
味はフルーティーでなめらか
極上の香り、そんなワインが
当時の価格で、千円以下で買えた。

かたや、同程度の味のボルドーは五千円程度だったと思う。

私はマドンナの虜になり、
一時期毎週2本空けるほど
ハマった。
月に一万円以下の出費である。
これが、ボルドーだったら、恐るべき値段となり、とても一般サラリーマンでは、手が出せるものではない。
庶民の味方マドンナ。

それにしても、昔はウンチクまで語るコミックがあったのが嬉しい気がする。
たかが漫画本、恐るべし。

そう言えば「ダメおやじ」も
面白かった。

勿論、私が一番好きなのは
「ちばてつや」であるが。


いや〜、マドンナから脱線してきましたね。


岩崎宏美 マドンナたちのララバイ